早い段階から倫理観育成 道いじめ対策連絡協議会開く
(道・道教委 2016-04-11付)

道いじめ対策連絡協議会
保護者への啓発の必要性も指摘された

 道いじめ問題対策連絡協議会は三月二十八日、道庁別館で二十七年度第二回会合を開いた=写真=。出席者からは、早い段階からの倫理観の育成や保護者への啓発の必要性を指摘する意見が出た。

 同連絡協議会は、道いじめの防止等に関する条例に基づき、本道におけるいじめの防止等に関係する機関・団体の連携を図るため、道が設置。知事・教育委員会の事務部局や道警、学校、児童相談所、法務局などの関係者で構成している。

 第二回連絡協議会には、構成機関・団体から約三十人が出席した。

 道教委の杉本昭則学校教育監(当時)が開会あいさつ。いじめの根絶を目指して道教委が実施している対策について説明するとともに、「いじめの芽は、どの児童生徒にも生じ得るという緊張感をもって、相互の理解と連携を深めていきたい」と述べた。

 議事に入り、事務局が本道におけるいじめの現状について説明した。

 また、各構成機関・団体がそれぞれの取組を報告し、それに基づき協議した。

 出席者からは、「早い段階から、児童生徒の倫理観を育てるため、基本的生活習慣の定着と併せて指導しなければ」「小・中・高校間のスムーズな連携が必要」「スマートフォンの問題は、情報モラルをいかに育てるかが重要。併せて、保護者に対しても、スマートフォンを与える段階で留意すべき点を啓発する必要がある」などの意見が出た。

(道・道教委 2016-04-11付)

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