道立埋蔵文化財センター28年度行事日程(道・道教委 2016-04-12付)
道立埋蔵文化財センターの二十八年度行事の日程がまとまった。本年度は特別展を三本開催。そのうち、「北の縄文―縄文探訪と縄文工房展」では、遺跡との出会い、ものづくりを通じて道内各地の縄文文化を知ることができる空間を提供する。こども考古学教室は、夏休みと冬休みに各二回「まいぶん遺跡探検隊」を行い、土器や石器に触れたり、つくったりする体験などを行う。なお、二十八年度発掘調査成果展は、二十九年三月二十五日(土)からの予定。
本年度の行事日程・内容はつぎのとおり。
【特別展】
▼「公益財団法人北海道埋蔵文化財センター27年度発掘調査成果展」
▽5月29日(日)まで
▽内容=二十七年度に行った発掘調査成果を紹介する
▼「北の縄文―縄文探訪と縄文工房」展
▽7月9日(土)~9月25日(日)
▽内容=遺跡との出会い、ものづくりを通じて道内各地の縄文文化を知ることができる空間を提供
▼「北海道遺跡百選9―窪みで残る大規模竪穴群」展
▽12月3日(土)~29年2月26日(日)
▽内容=埋蔵文化財センターのこれまでの調査成果を通して、道内の代表的な遺跡を紹介する
【常設展】
▼「掘り出された北の歴史」展
▽29年3月31日(金)まで
▽内容=北海道の遺跡や出土遺物について紹介。素材の特性を生かしながら、どのように手を加え、利用してきたのか、様々な道具の中に北海道の大地に生きた先人の知恵と工夫の跡をたどる
【講演会等】(道民カレッジ連携講座)
▼「公益財団法人北海道埋蔵文化財センター27年度発掘調査報告会」
▽4月16日(土)午後1時30分~
▽内容=二十七年度に行った発掘調査成果を分かりやすく解説する
▽定員=100人
▼夏季講演会「日本の旧石器文化の中の北海道」
▽7月23日(土)午後1時30分~
▽講師=稲田孝司氏(岡山大学名誉教授)
▽内容=海外の研究を含め、日本・北海道の旧石器文化を語る
▽定員=100人
▼秋季講演会「弥生文化と続縄文文化」
▽11月26日(土)午後1時30分~
▽講師=設楽博己氏(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
▽内容=弥生文化研究の現状と続縄文文化を語る
▽定員=100人
【考古学講座】(道民カレッジ連携講座)
▼「遺跡が語る北海道の歴史―旧石器からビールまで」
▽5月28日(土)午後1時30分~
▽講師=長沼孝氏(埋蔵文化財センター常務理事兼第1調査部長)
▽内容=発掘された遺跡や遺物、指定文化財で北海道の歴史を語る
▽定員=100人
▼「縄文文化研究の現状と北海道」
▽9月24日(土)午後1時30分~
▽講師=小杉康氏(北海道大学大学院文学研究科教授)
▽内容=縄文文化研究の現状と北海道の位置付けを語る
▼「縄文人に挑戦」
▽10月22日(土)午後1時30分~
▽講師=埋蔵文化財センター普及活用課職員
▽内容=縄文人が利用した石材で石斧や玉類を製作
▽定員=20人
▼「擦文・オホーツク・アイヌ文化の考古学」
▽29年1月28日(土)午後1時30分~
▽講師=越田賢一郎氏(埋蔵文化財センター理事長)
▽内容=擦文・オホーツク・アイヌ文化の特色を語る
▼「東アジアの中の北海道」
▽29年3月11日(土)午後1時30分~
▽講師=臼杵勲氏(札幌学院大学教授)
▽内容=東アジアの中の北海道の位置付けを語る
▽定員=100人
【こども考古学教室】
▼夏休み自由研究教室「まいぶん遺跡探検隊第1次」
▽7月24日(日)午後1時30分~
▽内容=土器に関する体験
▽定員=20人
▼夏休み自由研究教室「まいぶん遺跡探検隊第2次」
▽8月7日(日)午後1時30分~
▽内容=石器に関する体験
▽定員=20人
▼冬休み自由研究教室「まいぶん遺跡探検隊第3次」
▽29年1月7日(土)午後1時30分~
▽内容=火おこしに関する体験
▽定員=20人
▼冬休み自由研究教室「まいぶん遺跡探検隊第4次」
▽1月14日(土)午後1時30分~
▽内容=室内で発掘調査を体験
▽定員=20人
▼親子ガラス玉づくり教室
▽29年2月4日(土)午後1時30分~
▽講師=宮﨑幸子氏(装飾タイル制作家)
▽内容=親子でガラス玉づくりを体験
▽定員=20人
【申込・問い合わせ】
講演会、考古学講座、こども考古学教室の募集は、それぞれ開催日の一ヵ月前から受け付ける。電話で申し込むこと。詳しくは、道立埋蔵文化財センター(電話〇一一―386―三二三一)まで。
(道・道教委 2016-04-12付)
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