旭川永嶺高が地域の緑化運動に参加　通学路を花いっぱいに　サルビアなど２００株植栽

（学校 2016-06-02付）

総勢１００人が学校前の道道で花を植えた

　【旭川発】旭川永嶺高校（内藤佳和校長）は五月三十日、地域の緑化運動「花いっぱい運動」に協力し、学校前の道道九〇号に花を植えた。保健委員や生活委員、生徒有志、教職員など総勢約百人が参加。約二百㍍区間の道路両脇の植樹桝計二十六ヵ所に、マリーゴールドやサルビア約二百株を植え、なじみのある通学路を彩った＝写真＝。

　永山地区町内会では、各家庭と地域との交流・親睦を深める明るい環境づくりのため、美化運動を展開。毎年、道道九〇号の植樹桝に花を植栽しており、花壇の整備・管理に関して、十一年度から同校の前身となる旭川凌雲高校に協力を求めてきた。

　地域社会との交流を深める観点から、旭川凌雲高では、毎年美化運動に参加してきた。前年度で閉校し、既存の校舎を活用して旭川東栄高校と統合する形で新たに開校した旭川永嶺高でも協力を継続。今回で十八回目を数える。

　この日、内藤校長と上坂望町内会長が開会あいさつ。内藤校長は「今回は永嶺高の生徒として初めて取り組むことになる。新鮮な気持ちで花を植えることで、皆さんの手で地域を良くしていってほしい」と呼びかけた。

　上坂会長は「十月末まできれいな花を咲かせるので、登下校の際、目で楽しんでほしい」と述べた。

　このあと、生徒は四～五人ずつのグループに分かれて作業を行った。約二百㍍間の道路両脇の植樹桝計二十六ヵ所に、マリーゴールドやサルビア約二百株を植栽し、慣れ親しんだ通学路に彩りを添えた。

　また、道路を走るドライバーに向かって交通安全の旗を掲げ、注意を呼びかけている生徒の姿もみられた。

　今回、初めて参加した保健委員長の中根礼菜さん（二年）は「みんなと花を植えることで、地域との交流を深めることの大切さや、友達と協力し合うことを学んでほしい」と述べていた。

(学校 2016-06-02付)