札幌市緑丘小ＰＴＡ有志が運動教室　たくさん体を動かして！　外部講師招きタグラグビー

（学校 2016-06-09付）

ことし５月から月２～３回ペースで実施している

　札幌市立緑丘小学校（本間雄一校長）のＰＴＡ有志は一日、同校で緑丘運動教室を開催した＝写真＝。同校児童約三十人が参加。講師の指導のもと、タグラグビーを行い、児童は運動を楽しんだ。

　同教室は、同校のＰＴＡ会長で道教委教育委員の鶴羽佳子氏ら有志が企画したもの。現在、子どもたちが住んでいる地域には遊ぶ場所や機会が少ないことから、子どもたちがたくさん運動し、体を動かすことが好きになることを目指している。

　前年度から試行的に取組を実施。講師は北海道コンサドーレ札幌に所属していた大森健作氏で、サッカーのみならず、かけっこやボール投げなど子どもたちにいろいろな動きを体験させた。

　本年度の五月から高学年と低学年に分け、月二～三回のペースで実施。今回は同校前ＰＴＡ会長の山本清和氏が北海道ラグビーフットボール協会の評議員をしている関係から、同協会普及育成委員の久保田智氏を講師に招いてタグラグビーを行った。また、この日は大森氏や山本氏らがサポートに当たった。

　はじめに、久保田氏がタグラグビーについて説明。ドリブルや前にパスができないこと、横や後ろにはパスをしていいことなどルールを紹介し、ウオーミングアップを行った。

　続いて、腰にタグベルトを巻いてタグを付けたあと、パス練習を実施。パスをするボールは楕円形で取りにくいことから、「相手のことを考えて、取りやすい優しいパスをしてほしい」と呼びかけた。

　このあと、二チームに分かれてゲームを実施。児童は味方が取りやすい優しいパスを出したり、一生懸命走ったりするなど楽しんでいた。

　本間校長は「学校教育のみならず、家庭・地域が一体となって取組を実施することで相乗効果を生む。子どもたちは運動教室を楽しんでおり、今後の学習にもつながっていく。本当にありがたい」と感謝していた。

　鶴羽氏は「子どもたちにはたくさん体を動かしてもらい、運動が好きになってもらえたら」と話していた。

(学校 2016-06-09付)