本音で語り合い絆深めて 第66回道高P連道南大会開く(関係団体 2016-06-21付)
全道から約1100人が参加した
【函館発】第六十六回道高校PTA連合会道南大会が十一~十二日の二日間、函館国際ホテルを主会場に開催された。分科会での協議などを通して、子どもたちの豊かな未来を目指し意見を交換した。山本富造会長はあいさつで、「PTAとして、子どもたちが助け合うことができるような場を提供するために、皆さんの力を貸してほしい」と話し、積極的な意見交換や協議を呼びかけた。
道高校PTA連合会主催、道高校PTA連合会道南支部が主管。「まったり、ゆったり、ほっこり」を大会メッセージに掲げた大会には、全道各地から約一千百人のPTA会員および学校関係者が参加。普段接する機会のない支部との交流を図った。
大会主題は、子どもたちの健全な成長を願い、顔の見えない仮想空間ではなく、お互いの顔が見える家庭や学校等で培われる絆こそが子どもたちの温かい支えになるという思いを胸に、本音で語り合おうとの趣旨から、「身近な人と結ぶ信頼の絆」に設定した。
初日の開会式=写真=では、山本会長が主催者あいさつに立ち、「高校生たちを取り巻く環境は日々目まぐるしく変化している。これらの変化にPTAがどのように対応していくかが重要」と述べた。大会主題にふれながら、「本音でしっかり語り合うことで、子どもたちが活躍できるような環境づくりができる」と期待した。
続いて、高橋則之大会実行委員長があいさつ。ネットでの間接的コミュニケーションよりも会話を大事にする必要性を強調するとともに、「研修などを通して、交流のきっかけになれば」と呼びかけた。
つぎに、道高P連功績団体表彰、功績者表彰ならびに感謝状贈呈を行った。北見北斗高校父母と教師の会、個人賞受賞者を代表し大麻高校PTA会長の洞野博文氏、函館商業高校前PTA会長の石井由美子氏が山本会長から感謝状を受け取った。受賞者を代表して、洞野氏が謝辞。「今回の受賞は個人のものではなく、自分たちの活動を通して成長してくれた子どもたちのおかげ、今後は活動を継続して、つぎの世代を育てていきたい」と述べた。
このあと、道教委の菅原行彦教育指導監、道高校長協会の大鐘秀峰会長、函館市教委の山本真也教育長が来賓祝辞に立った。
開会式終了後、 講演会を開催。講師に講談師の田辺鶴瑛氏を招き、「不まじめ介護で重荷を下して」を演題に講演した。前座として弟子の田辺銀治氏が、講談師についての簡単な説明を行った。
続いて、田辺鶴瑛氏が講演。自身の介護体験を通しての苦労や思いなどを話し、ユーモアを交じえながら心情を語った。
二日目は、遺愛女子高校と市立函館高校を会場に、「ネット社会と子どもの健全育成とPTAのかかわり方」「地域を活性化する、地域と連携した小規模のPTA活動について」「生徒指導にかかわる学校と家庭の連携について」「進路実現に向けてPTAとして何ができるか?」など、四十のテーマで分科会を実施。様々な事例紹介などを通して、情報交換・意見交換を行った。
(関係団体 2016-06-21付)
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