帯広市稲田小「生き方について考える」 夢をあきらめないで 元五輪選手・桧野氏が道徳授業(学校 2016-07-15付)
挑戦し続けることの大切さを訴えた
【帯広発】帯広市立稲田小学校(楜澤実校長)は七日、同校で外部講師を招いて道徳「生き方について考える」の授業を実施した。講師として元ボブスレー五輪選手の桧野真奈美氏が来校。桧野氏は小学生から夢だった「オリンピック出場」までの道のりを語り、夢をもつ重要性やあきらめないで挑戦し続けることの大切さを訴えた=写真=。
同授業は、帯広市教委の「こども学校応援地域事業~おびひろっ子絆支援事業」の一環として実施したもの。ボブスレー選手として、トリノ、バンクーバーと二大会連続で五輪に出場した桧野氏が外部講師として来校。六年一組(新名由香教諭、児童数四〇人)、二組(島拓史教諭、児童数三九人)、三組(村上光希教諭、児童数三九人)の道徳「生き方について考える」の中で、夢をもつことの大切さを語った。
各学級とも、三時間扱いの最終時。前時までに、桧野さんを主人公にした楜澤校長の自作資料「氷上のF1 ボブスレー」を題材に、「希望と勇気、強い意志」「感謝」「より良く生きる喜び」の価値内容に視点を当てて学習してきた。
本時では、実際に本人を招き、直接話を聞くことで、自分の目標をもつこと、夢や希望に向かってくじけることなくたくましく生きることの大切さについて理解させることをねらった。
桧野さんは、ボブスレーについて紹介したあと、小学生からの夢だった「オリンピック出場」までの道のりを振り返った。
度重なるケガやオリンピックの出場権を獲得していながら出場がかなわなかったことなど、幾度もの挫折や困難を乗り越えて夢をかなえたことを説明した。桧野さんは「大切なことは夢をもつこと。その夢に向かって今できることを一つずつこなしてほしい。何事にも逃げないで全力で取り組めばきっと夢はかなう」と訴えた。
このあと、児童は桧野さんに向けて、将来の夢や夢に向かってやるべきことなどについて発表。「ケガに負けないで今できることを全力でやりたい」「あきらめない心をもって夢に向かって全力で挑戦したい」などと話した。
桧野氏は「迷ったり、自分の思いどおりにいかなかったりもするが、苦しいときこそあきらめないで、何度も挑戦して」とエールを送った。
楜澤校長は「授業を通して、児童一人ひとりが良いところを伸ばし、〝たくましく〟より良く生きていく力を身に付けてほしい」と期待している。
(学校 2016-07-15付)
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