岩内町内の小学３年生９０人　港湾施設の役割学ぶ　小樽開発建設部「みなと見学会」

（学校 2016-07-14付）

港湾業務艇に乗船して港湾施設を見学した

　【小樽発】岩内町内の小学三年生が六日、道開発局小樽開発建設部が岩内港で開催した「みなと見学会」に参加した。児童たちは、港湾業務艇「ひまわり」に乗船。港の役割を学ぶとともに、初めて見る海からのふるさとの景色に歓声を挙げていた＝写真＝。

　見学会は、岩内町の小学三年生を招いて港の建設方法や役割について知ってもらおうと、毎年同部が開催しているもの。各学校は、社会科の授業の一環として、自分が住んでいる町の港について学ぶために参加している。昨年、一昨年は天候不順で中止となっていたこともあり、児童たちも開催を心待ちにしていた。

　当日は天候に恵まれ、岩内町立岩内西小学校と岩内町立岩内東小学校の三年生合計約九十人が参加した。

　児童たちは、職員が乗船する際の注意事項などの説明を受けたあと、ライフジャケットを身に着け、同部所有の港湾業務艇「ひまわり」に乗船。約二十分かけて港外から港湾施設を見学した。

　このほか、開発局「みなと」のマスコットキャラクターである「ぽーとん」と「べいくりん」と交流し、記念撮影するなどして楽しいひと時を過ごした。

　初めて海の上から岩内の景色を見た児童が多く、「岩内の町や自然の山などを、海から見ることができて楽しかった」「船に乗ると波の色が変わって行くのが分かった」など、新しい発見に驚いていた。

　同行した教諭は「岩内町でも、児童たちが船に乗る機会は少なく、とても有意義な体験。これからもこの見学会を続けてほしい」と話していた。

(学校 2016-07-14付)