森町砂原中の「ふるさと学習」　地元の魅力、再確認して　修学旅行控え３年生をＰＲ隊に任命

（学校 2016-07-15付）

梶谷町長が代表生徒に任命書と名刺を手渡した

　【函館発】森町立砂原中学校(村上篤校長)は十一日、「ふるさと学習」の一環として、「ふるさと講話」および「もりまちPR隊任命式」を開催した。九月の修学旅行で仙台市内を訪れる三年生三十四人を、「もりまちＰＲ隊」に任命。生徒たちは講演や任命式を通して、活動の重要性をあらためて認識していた。

　同校では本年度から、「ふるさと学習」を実施。地元の特産品のＰＲ活動などを通じて、地域への理解をより一層深め、地域を愛する心を育むことで、地域の一員としての自覚を促すことが目的。

　ＰＲ隊任命式に先立ち行われたふるさと講演では、権四郎さわらふるさと会の伊藤励一会長が「ふるさと砂原を知る」と題して講話。砂原のこれまでの歴史や砂原に関係する人物について生徒たちに説明を行った。

　講演後、九月の修学旅行で訪れる仙台市内の商店街で、地元特産品のＰＲ活動を行う三年生三十四人に対する「もりまちPR隊」任命式を挙行。はじめに、村上校長があいさつに立ち、「九月のPR活動に向けて、地域を愛する心をもち、ふるさとについてより理解を深めて」と呼びかけた。

　続いて、梶谷恵造町長が代表生徒に対して任命書と名刺を手渡した＝写真＝。梶谷町長は「相手に伝えるためには、自分たちが砂原のことをよく知っていなければならない。今後は、砂原の良い部分をどんどん見つけてほしい」とエールを送った。

　三年生を代表して、落合詩音さんが決意表明。「今回の任命式であらためて実感が湧いてきた。活動を通して、砂原の良さが伝わるように頑張りたい」と意欲をみせた。

(学校 2016-07-15付)