函館工業高インターンシップ 社会人の姿勢、肌で感じて 業者や官公庁で建設業の魅力ふれる(学校 2016-07-21付)
最新の機器を使った測量業務などに取り組んだ
【函館発】函館工業高校(小島和明校長)は、六日から三日間にわたってインターンシップを実施した。環境土木科では、四十人が市内の建設関連業者や官公庁で就業体験。実際の業務を通じ、社会人としての姿勢や心得を学ぶとともに、建設業の魅力にもふれた。
同校では毎年度、進路選択の一助にしようと、函館建設業協会(森川基嗣会長)、函館測量設計業協会(久保三雄会長)らの協力を得て、二年生を対象としたインターンシップを実施。本年度も函館開発建設部と市内の建設企業および建設関連企業二十社で、生徒たちが実習に取り組んだ。
各事業場では、担当者から仕事の内容や完成までの流れなどについて説明を受け、関係書類の作成などを体験。現場では、最新の機器を使っての測量業務などに従事した=写真=。
生徒たちは、安全管理を徹底する必要性やミリ単位の細かさを要求される仕事の難しさを目の当たりにする中で、「できたときの達成感があると思う」と、ものづくりの醍醐味を感じ取っていた様子。同校の卒業生が在籍する受入企業も多数あり、親しみも感じながら業務に携わり、建設業がより身近な存在となったようだ。
同科の生徒の進路の傾向をみると、四分の三が就職で、そのうちの六割が建設関連業。「高校で学んだことを生かした方がいい」と、建設業への就職に肯定的な父兄も増えているという。
一方、建設業界では次代を担う若手技術者・技能者の確保が喫緊の課題となっており、両者が連携するインターンシップの重要性はより増しているところ。同科科長の富田邦毅教諭も「必ず何かを得てきている。今後も継続してほしい」としている。
本年度の受入先はつぎのとおり。
▽伊藤アスファルト建設
▽川村組土建
▽川元建設
▽共成舗装土木
▽工藤組
▽近藤建設
▽齊藤建設
▽菅原組
▽相互建設
▽高木組
▽田中組函館支店
▽帝都建設
▽戸沼岩崎建設
▽松本組
▽森川組
▽臥牛測量設計
▽小林土木工業所
▽東鵬開発
▽道南コンクリート技術センター
▽北海道ティーシー生コン
▽函館開建
(学校 2016-07-21付)
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