札幌市山鼻南小がロシアの学校と姉妹校提携 インターネット電話で児童が交流
(学校 2016-07-19付)

山鼻南小姉妹校提携
札幌市訪問団の一員として菅井校長が4番ギムナジウムを訪れ、プレゼントを交換

 札幌市立山鼻南小学校(菅井留美子校長)は六月下旬、ロシアのノボシビルスク市四番ギムナジウムと姉妹校提携に関する協定書に調印した。菅井校長とワーレリー・マルグーン校長が協定書に署名。今後はインターネット電話を使い、児童同士が交流するなど事業を進めていく予定となっている。

 同校では、二十年度にノボシビルスク市の教育関係者が視察に訪れたほか、二十四年度から四年続けて日本語を学ぶロシア人学生が来校するなど、長年にわたってノボシビルスク市との交流を続けている。

 昨年、札幌市とノボシビルスク市の姉妹都市提携二十五周年記念式典に出席した菅井校長は、ノボシビルスク市の教育関係者に対し、児童同士の交流を提案。現地の小学校にあたるノボシビルスク市四番ギムナジウムと姉妹校提携をすることとなった。

 菅井校長は、六月下旬に札幌市訪問団の一員としてロシアのノボシビルスク市を訪れた。四番ギムナジウムで部活動やサマーキャンプなど、子どもたちの活動の様子を視察。歓迎会では、四番ギムナジウムからプレゼントを受け取ったほか、同校からのプレゼントとして「よさこいソーラン」の演舞や授業風景などを撮影したDVD、日本と同校に関する本、ひらがな五十音表などを手渡した=写真=。

 ロシア滞在中に、四番ギムナジウムと姉妹校提携に関する協定を締結。今後はインターネット電話の「スカイプ」を使い、児童同士が直接会話するほか、手紙や作品を交換するなど交流を深めていく。

 菅井校長は「外国の人と交流することは、子どもたちが主体的に学ぶ姿勢を育てるきっかけとなる。子どもたちの声を聞きながら交流事業に取り組んでいきたい」と話していた。

(学校 2016-07-19付)

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