栗山高と富士大が連携協定締結　キャリア教育、一層推進へ　出前授業や農業体験など

（学校 2016-07-14付）

地域人材育成へ連携を誓う塩﨑校長（写真左）と岡田学長

　【岩見沢発】栗山高校（塩﨑学校長）と岩手県花巻市の富士大学（岡田秀二学長）は六月二十八日、栗山高校校舎で高大接続に向けた包括連携・協力に関する協定の締結式を執り行った。今後、富士大から栗山高への出前授業や講演、交流事業や栗山高における農業体験等を実施し、高大連携によるキャリア教育を推進していく予定。

　岡田学長は同町出身。大学側から栗山高に連携を呼びかけ、今回の協定締結が実現した。

　協定には、「小・中学校での教育成果を確実に発展させる高大接続・連携による検討」「人格形成に必要な教養と行動規範についての高大接続・連携による研究」「種々の災害への相互支援・協力」など六項目を盛り込んだ。富士大から栗山高への出前授業や講演、栗山高における農業体験、交流事業等を実施する見通し。

　調印式では、塩﨑校長と岡田学長が協定書に調印。塩﨑校長は「協定によって、小・中学校と介護福祉学校を含めた一体的な教育体系ができた。地域に貢献できる人材を育てる一つのきっかけにしたい」と語った

　岡田学長は「これからは拡大・縦割り・効率の追求から、連携・融合・質の追求が必要な時代であり、その担い手が必要。故郷に愛着をもち、地域振興に意欲的な“地域定住人材”を育成し、大学内に〝栗山研究会〟を設けるなど相互の連携を進めたい」と述べた。

(学校 2016-07-14付)