新十津川農業高農業コース２年生　ガーデニングコンテストで２年連続大賞受賞　より自然なスタイル提案

（学校 2016-07-12付）

受賞した「しんとつかわ　グリーン・グロワーズ２０１６」

　【岩見沢発】新十津川農業高校（杉田良二校長）は、札幌市内の大通公園で開催された「第七回北海道農業高校ガーデニングコンテスト」で、昨年度に続き二度目となる大賞（北海道知事賞）を受賞した。受賞作品は農業コース二年生二十四人が製作した「しんとつかわ　グリーン・グロワーズ２０１６」＝写真＝。三上恵梨奈さんは「皆で意見を出して協力し合った結果、先輩たちに続いて大賞を受賞できてとてもうれしい」と喜んだ。

　コンテストは、六月二十五日から七月三日にかけて札幌市内の大通公園で開かれた「花フェスタ２０１６」で行われたもの。道内農業高校十一校から十五チームが参加し、テーマ「花あふれる暮らしから夢あふれる町へ」のもと、ガーデニングのデザインや創造性を競い合った。

　今回、大賞を受賞した作品は「しんとつかわ・グリーン・グロワーズ２０１６」。鉢やプランターを極力使わず、樹木や地面を覆うグランドカバープランツを使って花が直接地面に植え込まれている様子を表現。昨年度までの小屋を中心とするデザインを一新し、壁やドア、レンガ、ブリキなどの雑貨をシンプルに配置することで、より自然なガーデンスタイルの確立を目指した。

　製作に当たっては、農業コースの二年生二十四人が庭園のデザインや草花の配置について試行錯誤を繰り返した。フラワーアレンジメントに興味をもち、将来花屋さんを目指しているという三上さんは「どうやって鉢を隠し、土に植え込まれたように見せるかが大変だった。プレッシャーもあったが、結果が残せて良かった」と笑顔で感想を述べていた。

　杉田校長は「二年連続の受賞は大変光栄。教育活動を支えていただいている新十津川町をはじめとする関係者に感謝するとともに、日夜、額に汗して実習に励んできた生徒、教職員の努力をたたえたい」と話していた。

　同校は、今回の作品を今月二十七日まで校舎玄関前に展示し、地域住民にも公開する。

(学校 2016-07-12付)