旭川豊岡小６年生７人に表彰状　少年少女救助隊、大活躍！　火事防ぎ、お年寄りと避難

（学校 2016-07-11付）

旭川市消防署から表彰状が贈られた

　【旭川発】お手柄！小学六年生がお年寄りを救出。―旭川市立豊岡小学校（真鍋豪校長）の児童七人に六月十三日、旭川市内の一人暮らしの七十代の女性を救出し、火災を未然に防いだとして、市消防本部から表彰状が贈られた＝写真＝。児童は「みんなで協力しておばあさんを助けられて良かった」と話していた。

　今回表彰されたのは、川畑宥名さん、財津彩羽さん、山下夏葵さん、山田悠輝君、古屋智己君、小松華さん、藤原蓮君の七人。

　五月十一日午後四時半ごろ、下校中の古屋君と山田君が学校近くの共同住宅で火災報知器の警報が鳴り、助けを求めている女性を発見。急いで学校に戻り、友人五人を連れて女性宅に駆け付けた。七人は空焚きになっていたコンロの火を止め、窓を開けて女性を支えてともに避難した。

　こうした活躍によって、表彰される運びとなり、この日、平野文彦消防長が一人ひとりに表彰状を手渡した。

　子どもたちは「みんなで協力して誰もけがすることなくおばあさんを助けられて良かった。〝ありがとう〟のお礼が忘れられない」「何かあったとき、日ごろからどう動くべきかみんなで考えていたのが役に立った」と話していた。

　市消防本部では「七人による的確な行動で被害の拡大を防ぐとともに、死者や負傷者を出さずに済み、大変感謝している」と述べている。

(学校 2016-07-11付)