山の手養護に米グラント高生が来校　異文化交流楽しむ　高等部生とゲーム、音楽鑑賞など

（学校 2016-07-08付）

グラント高の生徒にお香やアロマをプレゼント

　山の手養護学校（岡積義雄校長）は六月三十日、同校でアメリカ合衆国オレゴン州ポートランド市から来道しているグラント高校の生徒との交流事業を行った。同校高等部の生徒二十五人が参加。ゲームをしたほか、一緒に音楽鑑賞をするなど交流を楽しんだ。

　札幌市とポートランド市は姉妹都市で、二十四年度からグラント高校訪問団が札幌を訪問し、研修を実施。市立高校で授業を受けるほか、同校との交流事業も行っている。

　この日、グラント高の生徒五人が同校を訪問。自己紹介のあと、同校高等部の生徒とともにお香やアロマのにおいを当てる「香道ゲーム」を実施した。

　生徒は、グラント高の生徒と同じグループとなり、どういうにおいの種類なのか意見を交換するなど交流を楽しんだ。

　また、グラント高の生徒に対し、お香やアロマをプレゼントしたほか、お返しとしてあめの入った缶をもらった。

　このあと、ピアノトリオ「響」のメンバーが来校し、コンサートを実施。同校高等部の生徒や小学部の児童、グラント高の生徒がプロの演奏を間近で聴いた。

　岩佐慶樹教諭は「生徒たちには普段できない経験をしてもらおうと思い、いろいろな企画をした。この体験を通して、今後に生かしてほしい」と話していた。

(学校 2016-07-08付)