空知総振局「次世代食育リーダー育成事業」　食のスペシャリストに　岩見沢農業高食品科学科２０人が参加

（学校 2016-07-07付）

外部講師による講義を受講

　【岩見沢発】岩見沢農業高校（西田丈夫校長）の食品科学科二・三年生二十人は、空知総合振興局が本年度からスタートした「空知の次世代食育リーダー育成事業」に参加している。六月上旬には、事業の初弾として、外部講師による「グリーン・ツーリズム」「栄養と食育」の講義を受講＝写真＝。今後、農作業体験や農家との懇談、グリーン・ツーリズム体験や食育フォーラムでの発表、講演を行い、食に精通した人材を育てていく。

　空知総合振興局が実施主体となる「空知の次世代食育リーダー育成事業」は、食に精通した次世代の食育リーダーを育成し、食の魅力を管内外に発信していくことを目的とするもの。

　事業期間は三十年度までの三年間。岩見沢農業高では、地域の子どもたちに校内田での米づくりや食品加工を教える食育活動を継続して実施しており、これまでの成果を踏まえてより発展的な食育プログラムに取り組んでいく。

　第一弾として、六月上旬にグリーン・ツーリズムの実践者である道指導農業士協会の吉村俊子会長が講師となり、グリーン・ツーリズムの魅力や必要性に関する講義を実施。また、岩見沢市立志文小学校の小野敦子栄養教諭から栄養面からみた食育の重要性、栄養教育の方法を伝えた。

　次回は、八月に岩見沢市内の農家で農業体験や受け入れ農家との懇談、九月には小学生と生徒がともに農家に宿泊し、地域農産物を使った調理や農作業に取り組むグリーン・ツーリズム体験を計画。このほか、生徒が活動内容の発表や基調講演を行う食育フォーラムへの参加を予定している。

(学校 2016-07-07付)