豊平区Ｐ連が生徒会サミット開催　住み良いまちへ活動を　中学校１０校の代表３０人が協議

（関係団体 2016-08-04付）

「一人ひとりが〝いじめはダメ〟という意識をもたなければ」などの意見が出た

　豊平区ＰＴＡ連合会は七月二十九日、豊平区民センターで第十四回「豊平区生徒会サミット」を開催した。区内十中学校の生徒会役員代表三十人が、「私たちの地域や学校がより住み良くなるために！～生徒会はどんな活動ができるか？」をテーマに活発に意見交換した＝写真＝。

　同サミットは、「区内中学校の生徒会活動の情報交流を通じてコミュニケーション能力を高めること」「住み良いまちづくりに対する意識をもたせて行動につながる活動を検討すること」を目的に十七年度から開催されている。

　当日、同会の澤山敦会長があいさつ。「コミュニケーション能力や中学生パワーを発揮し、今回体験したことを将来に役立てて」と呼びかけた。

　続いて、三井一敏区長が「皆さんからフレッシュなアイデアを得て仕事をしたい。実際のアクションにつなげてもらえたら」、豊平区中学校長会会長を務める月寒中学校の南博校長が「志を同じくした者同士で話すことは非常に大きな影響力がある上、人間的にも成長できる」と期待を語った。

　生徒は、自校紹介としてスライドを使いながら生徒会のテーマや取組などを発表。互いの学校の取組を伝え合い、交流を深めた。

　つぎに、「生徒会活動」「いじめ」「リングプル・エコキャップ回収活動」「ボランティア活動」「冬季アジア札幌大会でのおもてなし」といった五つの課題に分かれてディスカッションを行った。

　そのうち、いじめをなくすためにはどうしたら良いかを話し合ったグループでは、「一人ひとりが“いじめはダメ”という意識をもたなければいけない」「町内会との交流を深めることで相談しやすくなるのでは」「いじめがあった場合、やめさせたいと思っている人を増やす必要がある」など活発に意見が出された。

　このあと、各グループの司会が討議内容をそれぞれ発表。今後の生徒会活動に生かすべく、全体で理解を深めた。　

(関係団体 2016-08-04付)