教育制度改革、必要に応じて声を　道中学校長会が第３回理事研開く

（関係団体 2016-08-10付）

上川・旭川大会開催に向けた進ちょく状況などについて協議した

　道中学校長会（赤岩輝雄会長）は五日、ホテルライフォート札幌で二十八年度第三回理事研修会を開催した＝写真＝。この日の午後に行われる道教委との文教施策懇談会・各課懇談会の協議内容などについて確認したほか、九月三十日から十月一日の二日間で開催される道中学校長研究大会上川・旭川大会に向けた進ちょく状況について話し合った。

＝赤岩会長のあいさつ概要は後日掲載＝

　開会に当たって、赤岩会長があいさつ。中央教育審議会『審議のまとめ素案』にふれ、「中学校で挙げられている内容の記述の多くが“部活動”に割かれている」とした。一方で、「これらの内容は、現状の後追いに過ぎず、現場の校長が望む解決策を示すものではない」と強調。「今後、具体的な制度改正や施策に関心を向け、必要に応じて現場から声を上げることが重要になる」と訴えた。

　また、この日午後に行われる文教施策懇談会・各課懇談会について、「各課懇談会の時間を昨年度より長くし、十分な意見交換の時間を確保することができた。皆さんの積極的な発言を期待する」と述べた。

　二十九年度に予定されている県費負担職員費の移譲にかかわる札幌市中学校長会の在り方についても取り上げ、十一月の理事研における最終答申、決定に向けて、「九月二十九日の理事研で最終案の骨子を示す」との考えを明らかにした。

　さらに、道中研究上川・旭川大会については、「“成功の可否は分科会の内容と参加態度が左右する”と言われている。各校の経営を支えられる大会となるよう、主管校長会のみならず、道中の総力を挙げて成功を期したい」と意気込みを語った。

　議事では、会務報告、組織検討委員会報告、各部の活動報告に続き、五十八回道中研上川・旭川大会の進捗状況を説明。協議では、この日の午後に行われる道教委との文教施策懇談会・各課懇談会の協議内容について確認した。

(関係団体 2016-08-10付)