胆振校長会が教育研究大会開く　課題解決へ議論尽くして　生き抜く力育成目指し１２０人

（関係団体 2016-08-16付）

校長として必要な資質・能力の向上を図った

　【室蘭発】胆振管内校長会（反保秀規会長）は十日、登別万世閣で「第十七回胆振管内校長会教育研究大会」を開催した＝写真＝。会員百二十人余りが参加。基本主題「新たな時代を切り拓き　共に支え合い　生き抜く力の育成を目指す学校教育の推進」のもと、分科会や講演会などを行い、校長として必要な資質・能力の向上を図った。

　冒頭、あいさつに立った反保会長は「単なる情報交流ではなく、課題の共有化を図り、その改善の方策を真摯に議論することによって、所期の目的である“校長の職能向上”につながる」とし、研究大会が有意義なものとなるよう期待を寄せた。

　来賓あいさつでは、胆振教育局の阿部清明局長、登別市教委の武田博教育長、胆振管内教育委員会教育長協議会の豊島滋会長が登壇。このうち、阿部局長は管内における教育課題にふれた上で、「教育局としても課題解決に向け、校長会とより一層連携を密にして対応を図っていきたい」と述べた。

　続いて、土井嘉啓研修部長が基調報告を行ったあと、六グループに分かれて分科会を実施。各分科会で、研究課題や研究の視点を設定し、活発に協議を行った。

　講演会では、道教委学校教育局の鈴木淳義務教育課長が「今、求められる校長のマネジメント力」と題して講演した。

　各分科会の研究課題はつぎのとおり。

▼第一分科会＝「各種調査を活かした学校経営（学力・道徳・体力など）」

▼第二分科会＝「特色ある教育課程を編成・実施する学校経営（小中の接続・地域素材など）」

▼第三分科会＝「組織が機能する学校経営（体制・資質向上など）」

▼第四分科会＝「各種施策を踏まえた学校経営（方針・事業など）」

▼第五分科会＝「家庭・地域と連携した学校経営（教育活動への参画・ＰＴＡ活動など）」

▼第六分科会＝「評価を活かした学校経営（学校評価・学校関係者評価など）」

(関係団体 2016-08-16付)