道教委が人事評価給与活用説明会　新制度の留意点を確認　道立学校長２８人が参加

（道・道教委 2016-08-17付）

本庁給与課の担当者が説明

　【旭川発】道教委は四日、上川合同庁舎で二十八年度第一回学校職員人事評価結果の給与への活用にかかる説明会を開いた＝写真＝。高校と特別支援学校の校長二十八人が参加。教育職員局給与課による説明を通し、新たな評価制度の趣旨や制度変更における留意点について確認した。

　道教委では、地方公務員法の改正を踏まえ、学校職員評価制度を変更。新たに、「評価結果を任用、給与、分限その他の人事管理の基礎として活用する」ことを趣旨に盛り込み、本年度からスタートしている。

　今回の説明会では、学校職員の人事評価結果を昇給、勤勉手当に反映させる際の留意点について理解を深めることとしている。

　当日、給与課給与制度グループの佐藤潤子主査が新たな評価制度の変更点を説明し、「制度の趣旨を理解した上で、差別的な判定や先入観による判定はせず、しっかりとした理由に基づき公正・公平な判定をお願いしたい」と呼びかけた。また、道教委配布の手引きをほかの教職員に知らせ、制度の周知を図るよう求めた。

　このあとの質疑応答では、「教職員を評価する際の指針のようなものがあれば助かる」「管理職を対象とした人事評価に関する研修の実施を検討してほしい」などの要望が上がっていた。

　次回は、秋に開催する予定。

(道・道教委 2016-08-17付)