道政研が総会・研究大会開く　主権者教育などを研究　新会長に札幌東・後藤校長

（関係団体 2016-08-19付）

　道高校政治経済研究会（＝道政研）は八月上旬、ホテルライフォート札幌で二十八年度総会・第四十一回研究大会を開いた＝写真＝。研究主題は「北海道の未来を担う、高校生のために、私たちは今、何ができるか」。全道から高校公民科教諭を中心に約四十人が参加し、主権者教育などの今日的な課題について、講演や研究協議、研究発表、実践報告を行った。役員改選では、新会長に札幌東高校の後藤哲校長を選出した。

　総会では、二十八年度事業計画・予算案について審議し、学習会の開催や研修事業の実施などを決めた。役員改選では、新会長に後藤校長を選出したのをはじめ、本年度役員を決めた。

　研究大会では、午前中、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官・国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官の樋口雅夫氏が「主権者教育の一層の充実に向けて」と題して講演を行った。

　午後からは、研究協議「今、求められる政治・経済授業の在り方について」、研究発表「シティズンシップを育む〝政治・経済〟の学習指導について」（千歳北陽高校教諭・吉川敦巳氏）、実践報告「主権者教育の実践と課題」（東京都立戸山高校主幹教諭・高橋朝子氏）、講話「改正公職選挙法について」（道選挙管理委員会事務局主査・内山悟氏）を行った。

　なお、道政研では昨年度から引き続き、学習会「公民科教育講座Ⅳ」を秋季から開催する予定。問い合わせは、道政研専用メール（ｄｏ＿ｓｅｉｋｅｎ＠ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｊｐ）、札幌清田高校（電話〇一一－８８２－一八一一）の藤倉水緑教諭、札幌稲雲高校（電話〇一一－６８４－〇〇三四）の志田光瑞教諭まで。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝後藤哲（札幌東校長・新）

▽副会長＝佐々木光晴（函館稜北校長・新）

▽幹事長＝佐藤豊記（札幌東陵教諭）

▽事務局長＝志田光瑞（札幌稲雲教諭）

▽事務局次長＝伊藤智大（千歳北陽教諭）

(関係団体 2016-08-19付)