高国研が総会・研究セミナー開く　国語教育の充実目指し　会ならではの活動広げて―田村会長

（関係団体 2016-08-23付）

１５０人が参加

　道高校国語教育研究会（＝高国研、田村俊行会長）は十二日、札幌東高校で二十八年度総会および第五回研究セミナーを開催した＝写真＝。優れた実践共有とネットワークの形成を目的に全道から会員約百五十人が参加。設立五周年記念講演として俳人・エッセイストの夏井いつき氏を講師に迎え「句会ライブ」を行うとともに、各セミナーを実施。国語科教員としての資質向上を目指し研鑚を積んだ。

　総会であいさつに立った田村会長は、会の歩みにふれながら、「高国研は今後、全道の高校の国語科教員の強いネットワークを築くために大きな役割を果たしていかなければならない」と会の絆の重要性を強調。「最先端の研究から日常の小さな悩みまで、幅広く多様なテーマで運営していく高国研ならではの活動を、これからも発展させていくことが、今後の高校の国語教育の充実につながる」と訴えた。

　このあと、二十七年度事業報告、会計決算報告に続いて、二十八年度事業計画案などを審議し、承認した。

研究セミナーでは、俳人・エッセイストの夏井氏による五周年記念講演のほか、各種セミナーを実施。「要約する力とは」「古典を学ぶ意欲」「アクティブ・ラーニング」「評価を考察する」「小説を読み解く」などの講座を開設。参加者は思い思いの講座に参加し、国語科教員としての資質・能力の向上に向け研鑚を積んだ。

(関係団体 2016-08-23付)