人間性・創造性育む教育を 空知教頭会が研究大会開催
(関係団体 2016-08-23付)

空知教頭会研究大会
研究協議を通じて職能向上を図った

 【岩見沢発】空知教頭会(松田一直会長)は八日、岩見沢市内のホテルサンプラザで二十八年度第四十回研究大会を開催した=写真=。「豊かな人間性と創造性を育む学校教育」を研究主題に、「ふるさと空知を拓く児童生徒の学びの環境の充実」を副主題に提示。参加した約百二十人は、研究協議を通して第十三次三ヵ年継続研究の成果と課題をまとめ、自らの職能向上を図った。

 はじめに松田会長があいさつ。飲酒運転に起因する交通事故の発生などを踏まえ、「職員一人ひとりが規範意識をもち、交通法規の順守に取り組まなくてはならない」と強調。来年度、空知管内で開催される道公立学校教頭会全道大会に向け、教頭会一丸となって取り組む必要性を挙げ、「日ごろの実践成果や課題をもち寄り、積極的に意見交換することで、あすからの学校運営に生かしていきたい」と研究大会の成果に期待した。

 続いて、来賓各氏が登壇。空知教育局の小山茂樹局長は、教職員の服務規律の徹底に向けた実効性ある取組を求めたほか、学力向上の取組の充実、コミュニティ・スクールの導入など、地域との連携・協働の一層の充実を呼びかけた。

 空知管内市町教育委員会連絡協議会教育長会の山﨑敏則副会長は「職員室を預かり、地域との窓口となる教頭先生の果たす役割の重要性は今後ますます大きくなる。校長と教員のコーディネーターとして活躍してほしい」と激励した。

 空知校長会の田中佳樹会長は、教職員による飲酒運転、体罰などの問題から、危機管理の手法としてハインリッヒの法則を挙げ、「”小さな改善により大きな問題を予防する”という考えに立って、実践することが大切」とし、学校が組織的に動くために明確な方向性を示した上で、教職員の強みを発揮できる組織づくりの必要性を示した。

 午後の全体説明では、「教育課程に関する課題」をテーマにこれまでの成果と課題について交流。教育目標を具現化する教育課程の編成、異校種との連携を図る教育課程の編成に視点を当てて研究協議を行った。

(関係団体 2016-08-23付)

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