上川管内校長会が３地区で研修会　職能向上へ研鑚深める　北・中・南部で計１００人参加

（関係団体 2016-08-25付）

学校経営上の課題解決の在り方を探った（写真は南部地区研修会）

　【旭川発】上川管内校長会（澤井陽一会長）は七月下旬の三日間、管内の北・中・南部の三ヵ所で地区研修会を行った。三地区合わせて約百人が参加。上川教育局の木下俊吾義務教育指導監による講話や部会での協議などを通して、学校経営上の課題解決の在り方を考え、校長としての職能向上に努めた。

　富良野市校長会主管の南部地区研修会は富良野市立富良野図書館で、士別市校長会主管の北部地区研修会は士別市民文化センターで、中部地区研修会は鷹栖町北野住民センターで開催した。

　各地区において、管内校長会役員があいさつ。南部地区では室篤宏副会長、北部地区では和田明典副会長、中村勝治副会長が登壇。同会の基本主題「新たな知を拓き人間性豊かな社会を築く児童生徒を育てる学校教育の創造」に向け、研修が有意義なものとなるよう期待を寄せた。

　このうち、南部地区では、室副会長のあいさつに続き、上川教育局の木下義務教育指導監が来賓あいさつ。①全国学力・学習状況調査結果を活用した検証改善サイクルの確立②服務規律の厳正な保持―の二点を呼びかけた。

　次いで、管内校長会の安達啓一事務局長が同会の現状や、国および道教委の教育施策の動向について報告した。

　このあと、木下義務教育指導監が「学校経営推進上の課題および今後の方向性」と題して講話。アクティブ・ラーニングをはじめとした国の教育施策の動向について解説した。

　また、道教委の学校力向上に関する総合実践事業や、上川教育局が策定した「上川〝学校力〟向上ガイドライン」について説明。実践校の取組を参考に、自校の改善に生かすよう呼びかけた。

　このほか、次期学習指導要領における道徳教育の在り方、通常学級における特別支援教育の視点を生かした指導における留意点を紹介。管理職のリーダーシップの発揮や校内体制の整備の大切さを説いた。

　講話後、管内校長会の基本主題「新たな知を拓き人間性豊かな社会を築く児童生徒を育てる学校教育の創造」のもと、研究主題Ⅰ「創意と活力に満ちた学校経営の推進」、研究主題Ⅱ「しなやかな知性と豊かな人間性を育む教育課程の創造」に関する部会を実施。学校経営のさらなる充実に向け、活発に意見を交わした。

　北部地区、中部地区でも同様の内容で研修を行った。

(関係団体 2016-08-25付)