桧山Ｐ連研究大会・母親研修会開く　人間性豊かな子育成へ　４７０人が講演や討論で理解深化

（関係団体 2016-08-24付）

会員相互の交流を深めた

　【江差発】第六十五回桧山ＰＴＡ連合会研究大会・母親研修会「江差大会」が二十一日、江差町文化会館で開催された＝写真＝。来賓を含め約四百七十人が参加。パネルディスカッションや講演を通じて、健康で人間性豊かな子どもを育てるヒントを得るとともに、会員相互の交流を深めた。

　道ＰＴＡ連合会、桧山ＰＴＡ連合会主催。江差町ＰＴＡ連合会主管。

　大会主題は「ふるさと桧山を愛し、心豊かで生きる希望に満ちた子どもを育てるＰＴＡ活動の創造」。桧山の地域性に密着した管内ＰＴＡの実践交流と当面する課題の解明を図るもの。

　はじめに桧山Ｐ連の笠谷信会長があいさつに立ち、「あらためて親として何ができるか、何をすべきかを考えていきたい」と語った。

　つぎに、桧山教育局の毛利薫局長が祝辞。ネット利用を含めた望ましい生活習慣の確立と、地域の発展を支える人材の育成について理解と協力を求めた。江差町の照井誉之介町長は、行政として「地域で育ったことを誇りに思い、いずれは地域に還元してくれる子どもを育てたい」と語った。

　このあと、桧山教育局の松浦賢一社会教育指導班主査の司会のもと、計七人のパネリストがディスカッションを行った。パネリストは自校のＰＴＡ活動や抱える課題を説明した上で、「今後も学校との情報交換を大切にしながら、ＰＴＡ活動の充実に努めていきたい」などと語った。

　最後に、道内在住の作家・小檜山博氏が「ひとりでは生きられない」と題して講演。社会を生き抜くには、①他人の心を感じ取る力②他人と協力し合うことのできる力③自分の心をコントロールすることのできる力―が必要と説いた。

(関係団体 2016-08-24付)