札幌市学級経営研究会が研修会　より良い実践目指し研鑚　心理学テーマの講演を聴講

（関係団体 2016-08-29付）

会沢文教大学教授が講演

　札幌市学級経営研究会（藤島健志会長）は七月下旬、札幌市教育文化会館で夏の研修会を開催した＝写真＝。文教大学の会沢信彦教授がアドラー心理学を取り入れた学級経営等について講演。参加した道内の教職員約八十人は二学期のより良い学級経営に向け、講演を通して研鑚を積んだ。

　開会式では、藤島会長があいさつ。「近年より話題になっているアドラー心理学を学び、二学期の実践に役立ててほしい」と呼びかけた。

　続いて会沢氏が「アドラー心理学を学級経営に生かす」と題して講演。会沢氏は「アドラー心理学だけにこだわらず様々な教育理論の良い所を選択して活用してほしい」と述べ、エンカウンター、ファシリテーションなども解説した。

　また、アドラー心理学の基本的な考え方として「目的論」「全体論」「認知論」「対人関係論」「自己決定性」―の五つがあることにふれ、具体的な事例を示しながら説明を行った。

(関係団体 2016-08-29付)