札幌市立高校総合文化体育大会　学校の枠越え、友情育む　文化７種目、体育１３種目で

（関係団体 2016-09-02付）

文化の部は、和太鼓の演奏で第１部がスタート

　札幌市立高校・特別支援学校長会（石黒清裕会長）は八月二十六日、第三十五回札幌市立高校総合文化体育大会を開催した。文化の部では札幌市教育文化会館を会場に七種目の発表を行ったほか、体育の部では円山球場や陸上競技場などで十三種目の競技を実施。生徒たちは日ごろの練習の成果を発揮し、学校の枠を越えて交流を深めた。

　互いの信頼と友情の絆を深めるとともに各校における部活動等の活性化を目指して実施するもので、札幌市教委が共催。三十五回目となることしは、文化の部に七百九十九人、体育の部に二千二百三十六人が参加した。

　開会式では、前年度の優勝旗・優勝杯返還に引き続き石黒会長があいさつ。同大会を「学校を越えた仲間の存在を感じながら高校生が力強く元気に伸びていく重要な大会」と位置付け、「友情の輪を広げるとともに、競技者・演技者を心からたたえてほしい」と呼びかけた。

　来賓あいさつに立った大友裕之教育次長は、部活動を通して得られる経験の重要性を強調。「皆さんが課題を見つけ、新たなことにチャレンジするきっかけとなることを期待している」と述べた。

　文化の部は、市立札幌大通高校による和太鼓の演奏で第一部がスタート＝写真＝。外国文化を探求する同校遊語部がＫ―ＰＯＰダンス、札幌新川高校がチアリーディングをそれぞれ披露したほか、各校の放送局員が「人間失格」「わたしと小鳥とすずと」といった作品を朗読した。合唱部や吹奏楽部は混声合唱曲集「夢みたものは」より「かもめ」「人生のメリーゴーランド」などを発表。第二部では、札幌開成高校と札幌開成中等教育学校の演劇部が「ミッション・Ｅ」を公演した。

　体育の部の結果は、総合優勝に札幌藻岩高校、準優勝に札幌旭丘高校が輝いた。男女別では男子が札幌藻岩高校、女子は札幌啓北商業高校が優勝を飾った。

(関係団体 2016-09-02付)