第５２回道高校商業クラブ研究発表大会　日ごろの成果を存分に　旭川商業と苫小牧総合経済が総合賞

（関係団体 2016-09-02付）

１３校１２２人が参加

　第五十二回道高校商業クラブ研究発表大会兼全国高校生徒商業研究発表大会道予選会が八月二十六日、札幌観光ブライダル・製菓専門学校大通公園ホールで開催された。全道から十三校、延べ百二十二人が参加し、日ごろの研究内容を発表。審査の結果、旭川商業高校と苫小牧総合経済高校が総合賞に輝いた。

　主催は、全国商業高校協会および道高校長協会商業部会。苫小牧総合経済高が当番校を担当した。

　商業を学ぶ生徒が商業に関する課題を設定し、その解決を図る一連の研究活動の中で、生徒の問題解決能力や創造的学習態度を育てるとともに、その成果を発表する機会を通して、生徒の表現力やコミュニケーション能力を育成することが目的。一年間を通じて行った地域の商業活動および産業経済に関する調査研究について、各校が研究内容を発表する。

　当日は、全道から十三校、延べ百二十二人が参加。商品開発や地域の生活文化・食文化の伝承についての研究を中心に、札幌市内の市電の活用方法や地域の観光資源の発掘など、各校の特色を生かし、幅広い分野に目を向けた研究発表が行われた。

　このうち、旭川商業は、旭川の職人の作品を「ガチャガチャ」のカプセルに入れ、東京で販売する取組を研究。また、苫小牧総合経済は、疲弊化する駅前中心部ににぎわいを創出するプロジェクトとして料理教室開催に至る研究を発表した＝写真＝。

　厳正な審査の結果、総合得点上位二校の旭川商業、苫小牧総合経済が総合賞の栄誉に輝いた。苫小牧総合経済は、学校創立以来初の総合賞受賞。

　両校は、十一月に宮崎県で行われる全国大会に出場する。

(関係団体 2016-09-02付)