道青少年育成協会創立50周年大会 変化に対応した活動推進へ 400人参集し講演や事例検討会(関係団体 2016-09-06付)
約400人が参加した
道青少年育成協会(佐々木亮子会長)は一~二日の二日間、札幌市内のかでる2・7で創立五十周年記念道青少年育成大会および北海道・東北ブロック研修会(青少年育成運動活性化研究協議会)を開催した=写真=。全道から約四百人が参加。千葉敬愛短期大学の明石要一学長の講演、「少年の主張」の全道大会を実施。青少年を取り巻く環境の変化に対応した活動の進め方などについて共通理解を図った。
全道の青少年育成関係者が一堂に会し、青少年を取り巻く諸問題についての認識を深めるとともに、各地区代表の「少年の主張」に耳を傾け、現代の青少年に対する理解を深めることによって、各地域における青少年育成活動の一層の推進を呼びかける大会。
今大会は、協会創立五十周年を迎えたことを受け、つぎの五十年を見据えてさらなる発展のための第一歩を踏み出す記念大会としての開催となった。
開会に当たって、佐々木会長があいさつ。育成協会の五十年の歴史を振り返りながら、「少子高齢化など人口構造の変化、高度情報化、国際化、就業形態の変化など、創立当時の社会に比べ大きく変化している」と説明。青少年問題も「少年非行が中心だったが、いじめ、不登校、インターネット利用によるトラブル、子どもの貧困など、多様化、複雑化している」と訴え、「適切に対処するためにも、“地域の子どもは地域で育てる”ということはもちろん、青少年が地域活動に参加する機会の創出や、活動を支える取組が重要」と協会活動の意義を述べた。
また、「これからの五十年を見据え、担い手である青少年の成長を支えることは、従前にも増して重要」と締めくくった。
続いて、道の荒川裕生副知事が登壇。「青少年を取り巻く情勢は、様々な困難を抱えている。課題解決に向け、協会の存在はますます重要となる。一層の尽力を期待する」と協会の活動に期待を寄せた。
来賓としてあいさつに立った安藤邦夫道議会環境生活委員長は、青少年を取り巻く環境を説明。「対応するためには、家庭・学校・地域社会の我々大人が一丸となって取り組んでいかなければならない。道議会としても青少年の健全育成に向け、関係者と全力を挙げて取り組んでいく」と関係団体が密接な連携のもと取り組んでいくことの大切さを語った。
このあと、二十八年度道社会貢献賞表彰式、二十八年度道青少年基金事業顕彰表彰式、創立五十周年記念道青少年育成運動功労者等顕彰表彰式を挙行。受賞者一人ひとりに表彰状が手渡された。
「少年の主張」全道大会では、全道十四地区の代表および札幌市の代表二人の計十六人が社会に向けての意見、将来の夢・希望などについて熱い思いを堂々と発表した。
午後から行われた講演は、千葉敬愛短期大学の明石学長が「これからの青少年育成の在り方~青少年育成国民運動五十周年を迎えて」と題し、青少年育成はまちづくり、青少年の変容、青少年の体験格差などについて様々な事例を挙げ、分かりやすく解説した。
二日目は、道・東北ブロック研修会を開催。子ども・若者育成支援施策について辞令検討会、分科会などを開いた。
(関係団体 2016-09-06付)
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