白糠町庶路中・松橋さんが最優秀賞　「少年の主張」全道大会

（関係団体 2016-09-06付）

最優秀賞の松橋さんをはじめ、入賞者を表彰

　二十八年度「少年の主張」全道大会（一日、札幌市内かでる２・７）では、白糠町立庶路中学校三年の松橋愛美さんが最優秀賞に輝いた＝写真＝。松橋さんは、「配慮の権利」と題して発表。自身の障がいについて語り、「困ったときには人の手を借りる勇気をもち、困っている人には手をさしのべる優しさをもちたい」「性別、年齢、国籍、障がいのあるなしにかかわらず、すべての人が生きやすい世の中。そんな世の中の変えていきたい」と、力強く訴えた（発表内容は八月三日付７面掲載）。

　一日に行われた道青少年育成大会で、全道十四地区と札幌市の代表十六人が社会への希望、未来の夢など、自らの体験を通して感じたことを自らの言葉で力強く発表した。

　審査の結果、松橋さんが最優秀賞を獲得。優秀賞には根室地区代表の標津町立標津中学校三年・上田礼芽さんの「私たちの使命」、宗谷地区代表の豊富町立豊富中学校三年・伊藤佑茉さんの「出会いから学ぶこと」、空知地区代表の長沼町立長沼中学校三年・倉田友美さんの「夢への一歩」が選ばれた。

　講評では、倉賀野弘行審査委員長が「個性が光る大会だった」と総括。「この日のためにたくさんの努力をしてきたと思う。その努力が聴衆に勇気と希望と感動を与えることができたのではないか」とたたえた。

　また、「この大会が皆さん自身を大きく成長させる機会になったのではないか。学んだことを学校・家庭・地域で生かして、大きく成長し、それぞれの立場で活躍してほしい」と期待した。

　なお、最優秀賞を受賞した松橋さんは、北海道代表として北海道・東北ブロック大会にテープ参加し、ブロック代表に選ばれると全国大会に出場することになる。

(関係団体 2016-09-06付)