農ク道連盟全道意見発表大会　日ごろの思い、熱弁ふるう　３分野テーマに１８人登壇

（関係団体 2016-08-30付）

最優秀賞受賞者は、１０月に大阪で開かれる全国大会に出場する

　【倶知安発】日本学校農業クラブ北海道連盟主催の第三十六回全道意見発表大会が二十三～二十四日の二日間、ニセコ高校を会場に開催された。参加者は日ごろ感じていることなどについて熱弁をふるった＝写真＝。大会では、「生産・流通・経営」「開発・保全・創造」「ヒューマンサービス」分野の最優秀賞、優秀賞を決定。最優秀終賞受賞者は、十月に大阪で行われる全国大会に出場する。

　意見発表会は、クラブ員の身近な問題や将来の問題について、抱負や意見を交換し、主体的に問題を解決する能力と態度を養うとともに、親睦と連携を深めることを目的としたもの。

　大会スローガンは「ニセコアンヌプリが見守るこの大地に　集え！農クの仲間たち！！」。期間中は、「生産・流通・経営」「開発・保全・創造」「ヒューマンサービス」の三分野の発表に、参加十一校の生徒十八人が参加した。

　初日の開会式で、日本学校農業クラブ北海道連盟の有村優季会長（旭川農業高農業クラブ会長）、畠山佳幸代表（旭川農業高校長）、当番学校・ニセコ高農業クラブの和田真侑会長、田邊裕二代表があいさつ。

　有村会長は「悔いなく心に残る大会となるよう、日々の練習の成果を十分に発揮して」、畠山代表は「自分の気持ちと発表内容を上手く合わせて、審査員や聴衆に理解してもらえるよう、発表してくれることを期待している」、和田会長は「同じ農業クラブの仲間として、競い合いながらも意見を尊重し合える機会になれば」、田邊代表は「お互いに交流を深め、その成果を学校に戻ってクラブ活動の活性化につなげてほしい」と述べた。

　続いて、後志教育局の武田信吾局長とニセコ町の片山健也町長が来賓祝辞。武田局長は「農業に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得し、社会的な意義・役割を理解し、北海道の農業を支える人材として活躍してほしい」、片山町長は「自分のメッセージをしっかり伝えながら、それぞれの場所で活躍してもらいたい」と求めた。

　このあと、二日間にわたる大会がスタート。参加者は、課題や日ごろ感じていること、解決への方策などについて聴衆に訴えた。厳正な審査の結果、三分野の最優秀賞、優秀賞を決定。最優秀賞受賞者は、十月二十六～二十七日に大阪で行われる全国大会に出場する。

　最優秀賞、優秀賞はつぎのとおり（カッコ内は受賞校と発表者）。＝敬称略＝

【生産・流通・経営】

▼最優秀賞

▽農業女子の挑戦～自立、そして魅力を伝える農業を目指して（旭川農業高・小玉紗瑛）

▼優秀賞一席

▽学べ、北海道に！羽ばたけ、群馬の野菜たち！（とわの森三愛高・井上日菜子）

▼優秀賞二席

▽私が描くグリーンファーム（真狩高・毛利奈々）

【開発・保全・創造】

▼最優秀賞

▽成功へのステップ～商品開発が教えてくれたこと（富良野緑峰高・西尾恋）

▼優秀賞一席

▽豚の新しい可能性～豚乳の活用（帯広農業高・田中実世）

▼優秀賞二席

▽北海道に学ぶ、我が家の６次化構想（とわの森三愛高・星野有紀）

【ヒューマンサービス】

▼最優秀賞

▽夢は農業栄養士～地域に伝える農食の魅力（旭川農業高・有村優季）

▼優秀賞一席

▽酪農はチームワーク～観光農園化プロジェクト構想（とわの森三愛高・星野早紀）

▼優秀賞二席

▽夢を目標に　農業で広げる子供と私の未来（別海高・渡部優歌）

(関係団体 2016-08-30付)