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道高校商業教育フェア開く　販売通し学習成果披露　道教委・柴田教育長が激励
（関係団体 2016-09-27付）

柴田教育長が来場し、生徒たちを激励した

　道高校長協会商業部会（川眞田政夫部会長）は十六・十七日、新さっぽろサンピアザで第八回道高校商業教育フェアを開いた。全道三十二校から生徒、教職員合わせて約三百二十人が参加。生徒開発商品などの販売を通して日ごろの学習成果を披露するとともに、地元のＰＲにも努めた。十七日には、道教委の柴田達夫教育長が来場し、生徒たちを激励した＝写真上＝。

　同フェアは、道内高校の商業に関する学科で学ぶ生徒たちが、商品の開発や販売に関する学習成果の発表を行い、他校の生徒や道民との交流を通して、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を高めるとともに、将来の産業界を担うスペシャリストの育成と商業教育の活性化を目指して、毎年開催しているもの。道教委と道産業教育振興会が後援。

　本年度のフェアには、全道三十二校の生徒二百四十八人、教職員七十五人が参加した。

　フェアのキャッチフレーズ「広げる商業・広がる未来」は帯広南商業高校三年・袴田恵里さん、ポスター原画＝写真下＝は小樽商業高校三年・爰地友美さんの作品が公募によって採用された。

　開催期間中、会場には、各校がブースを設け、生徒が開発した商品や地域特産品を合わせて二百六十六品を販売。そのうち、生徒の開発商品は五十六品を数えた。

　各ブースで生徒たちは、「私たちが開発した商品はいかがですか」などと元気に声をかけ、開発商品や特産品を販売。地元のＰＲにも努めた。

　会場内には、マルチディスプレイを使った各校の紹介コーナー、ポスターやパンフレットで商業教育と各校の活動を確認できるＰＲコーナーも設けた。

　十七日には、道教委の柴田教育長が来場。生徒たちから説明を受けながら、一つ一つのブースを見学した。各ブースでは、商品を手に取りながら、「これは誰のアイデア？」などと質問。「これからも頑張って」と激励した。

　柴田教育長は「生徒たちがそれぞれの持ち味を生かし、商品開発や販売方法、接客などに真剣に取り組んでいる。生徒が、消費者と直接ふれあうことで、成長の大きなきっかけとなり、実践的な教育の場となっている。これだけの集客力があるのだから、会場を提供してくれた企業とも、Ｗｉｎ―Ｗｉｎの関係になれるのでは」とフェアの取組を評価。「何回来ても楽しい」と笑顔を見せた。