十勝小・中校長会、帯広市校長会　研鑚深め学校改革を　教育経営・法制研究会開催

（関係団体 2016-10-12付）

教育経営上の諸課題の解決策を、法制研究の視点から探った

　【帯広発】十勝小・中校長会（石川満会長）と帯広市校長会（笹木卓三会長）は五日、幕別町百年記念ホールで二十八年度第五十回十勝・帯広地区教育経営・法制研究会を開催した＝写真＝。研究主題は、「〝ふるさとへの誇りを胸に、ともに十勝の明日を力強く切り拓く子どもを育てる学校づくり〟をどう進めるか」。十勝管内の校長約百五十人が集い、情報提供や分科会などを通して、教育経営上の諸課題の解決策について法制研究の視点から探った。

　主催は道小学校長会と道中学校長会。十勝小・中校長会、帯広市校長会主管。十勝教育局、十勝管内教育委員会連絡協議会、幕別町教委後援。

　開会式の冒頭、主催者を代表して道小学校長会の松井光一会長があいさつ。道小、道中の取組を紹介した上で、「今後、北海道の子どもたちや学校現場のため、皆さんと情報を共有し、課題解決に向けて尽力していきたい」と呼びかけた。

　引き続き、十勝小・中校長会の石川会長が登壇。近年の教育情勢にふれ、「社会の加速度的な変化を見通し、教育や学校のシステムが大きく変わろうとしている今こそ、チームとしての学校の力が重要」とし、「我々校長は、自ら研鑚を深め、教育現場を預かる最高責任者として、ひるむことなく学校経営の改革に努めることが大切」と強調し、研究会の成果に期待を寄せた。

　続いて、十勝教育局の竹林亨局長が来賓あいさつ。目まぐるしく変化する教育環境にふれ、「新しい時代を切り拓く子どもたちに、学校と社会が目標を共有し、連携・協働しながら必要な資質・能力を育むために社会に拓かれた教育課程を実現していくことが求められている」と指摘した。その上で、「校長の皆さんには、今後も十勝教育の一層の充実のために強いリーダーシップを発揮してほしい」と求めた。

　松井会長、道小学校長会の比良彰男経営部幹事、道中学校長会の加藤佳栄情報部副部長が「教育情勢について」をテーマに情報提供および報告を行ったあと、「小学校第一分科会」「小学校第二分科会」「中学校分科会」の三分科会を実施。帯広市立花園小学校の池下栄里子校長、幕別町立途別小学校の清水弘校長、上士幌町立上士幌中学校の関根秀実校長がそれぞれのテーマのもと、提言発表した。

(関係団体 2016-10-12付)