留萌小中校長会などが教育経営研究会　合理的配慮の在り方研鑚　障害者差別解消法テーマに

（関係団体 2016-10-12付）

教育界を取り巻く今日的諸課題について情報交流

　【留萌発】第五十回留萌地区教育経営研究会が九月下旬、羽幌町役場で開催された＝写真＝。管内の小・中学校長二十七人が参加。障害者差別解消法に基づくこれからの特別支援教育の在り方をテーマに、子の特性に合った合理的配慮について研鑚を積んだ。

　同研究会は、留萌管内小中学校長会（長谷川敏之会長）、道小学校長会（松井光一会長）、道中学校長会（赤岩輝雄会長）の主催。道小・道中と連携を図り、教育界を取り巻く今日的諸課題について情報交流を実施。研修テーマに基づく研修会を通して、会員の資質・能力向上に努めるとともに、学校経営の充実・安定を図る。

　はじめに、全国・全道の教育情勢や当面する諸課題などについて確認。そのあと、障害者差別解消法に基づくこれからの特別支援教育の在り方をテーマとする研修会を行った。

　研修会では、石狩教育局義務教育指導班指導主事特別支援教育スーパーバイザーの宮岸尚平氏が、障がいのある児童生徒に対する学校での〝合理的配慮〟の事例を紹介。合理的配慮について、障がいのある子どもが十分な教育を受けられているかという観点から評価し、「個別の教育支援計画を作成する中で、可能な限り合意形成を図った上で提供しなければならない」と説明した。

　このあと、小学校部会と中学校部会に分かれ、合理的配慮に関する演習を実施し、それぞれの認識を共有した。

(関係団体 2016-10-12付)