政令指定都市中学校国語教育研究協議会・札幌大会　言語活動充実へ成果共有　１００人が２日間にわたり研鑚深める

（関係団体 2016-10-13付）

約１００人が研鑚を積んだ

　第五十五回政令指定都市中学校国語教育研究協議会札幌大会が六・七日の二日間、ホテルライフォート札幌などで開催された。政令指定都市の中学校国語関係教員など約百人が参加。大都市が抱える教育課題の解決に向け、研究協議や授業公開を行った。

　大会主題は、「言語活動を充実させることで、実生活に生きてはたらく言葉の力を育む授業の研究」。政令指定都市中学校国語教育研究協議会と札幌市中学校国語教育研究会の共催となっている。

　初日は、ホテルライフォート札幌で開会式を実施した＝写真＝。冒頭、同大会の会長で札幌市立西野中学校長の佐藤善紀氏があいさつ。国語科の中堅教員育成などの課題にふれ、「二日間の交流や協議を通して、大きな成果を各都市にもたらせれば」と話した。

　また、来賓あいさつとして札幌市教委の大友裕之教育次長が登壇。急激に社会が変化する中で、「言語活動の充実を図るために国語科の果たす役割がますます重要になっている」と述べ、本大会の成果が中学校国語教育の一層の充実・発展に寄与することに期待を寄せた。

　研究協議では、同大会研究部の副部長で札幌市立前田中学校の上田浩嗣教諭が、大会主題の設定理由を解説。札幌市教育研究推進事業の中学国語研究部会として実施している研究内容や今後の見通しなども説明した。

　また、各都市の担当者が研究概要を発表したほか、情報交流も行った。

(関係団体 2016-10-13付)