道高校長協会農業部会 「農業高校食彩フェア」開催 農業高校の魅力をPR 英語表示など国際化に対応 (関係団体 2016-10-13付)
農業高校の魅力をPR
道高校長協会農業部会(西田丈夫部会長)は八日、イトーヨーカドーの道内六店舗でさんフェア2016「農業高校食彩フェア」を開いた。アリオ札幌店会場では、公私立高校十二校の生徒たちが日ごろの学習活動で生産した農産物や加工品、鉢花などの販売や実演、体験活動を行い、農業高校の魅力をPRした。また、国際化に対応して、製品説明の英語表記や、生徒の英語による接客を取り入れた。会場には、道教委の柴田達夫教育長が訪れ、生徒たちを激励した=写真=。
同フェアは、農業高校の教育内容を広く道民にPRするとともに、将来のスペシャリストの自覚と社会の一員としての資質を養うことなどが目的。十七年度からスタートし、本年度が十二回目を数える。㈱セブン&アイ・ホールディングスと㈱イトーヨーカ堂が共催。道、道教委、道産業教育振興会などが後援。
この日、公私立高校など三十二校が参加し、イトーヨーカドー北海道六店舗(旭川店、アリオ札幌店、帯広店、北見店、釧路店、函館店)で一斉に開催した。
このうち、アリオ札幌店会場には、岩見沢農業、新十津川農業、当別、美唄尚栄、余市紅志、静内農業、倶知安農業、真狩、ニセコ、留寿都、壮瞥、とわの森三愛の公私立高校十二校が参加した。
米や野菜などの農産物、牛乳やチーズなどの加工品を扱う「食」の販売コーナー、シクラメンなどの鉢花を扱う「彩」の販売コーナー、パンなどの実演販売、ケーキのデコレーションなどの体験活動ができる「見て、やって、味わって楽しむ」実演コーナーを設置。生徒たちが製品の販売や製造実演、体験活動の指導などに取り組んだ。
今回の特色は、国際化に対応した活動を取り入れたこと。
米や野菜、加工品など分野ごとに担当校を決め、英語による製品説明を作成し、店頭に掲示した。製品説明の作成に当たっては、外国からの観光客が多い倶知安・ニセコ地区の取組から、外国人客が求める説明内容を研究。生産地、オーガニックか否か、塩・味噌・醤油等の味などの英語の説明文を手書きでつくった。
また、会場には、岩見沢農業二年の川本あすかさん、髙坂泰地君、氏家健輔君、島田翔太君の四人が「English OK」の札を付けて待機。外国人客が来場すると英語で接客し、「最初は不安だったけれど、思ったよりも緊張せずに会話できた」と話していた。
来場した柴田教育長は、同フェアについて、「実践的な学びが体験できる場で、貴重な機会。特に、体験コーナーでは、高校生が小学生を指導することで、高校生自身にも勉強になり、成長できる。教育効果が高い」と高く評価した。
(関係団体 2016-10-13付)
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