28年度札教研事業「秋の研究集会」①小学校外国語活動研究部設立に関する準備委員会(市町村 2016-10-20付)
外国語でコミュニケーションを図る授業を展開
札幌市教委は十二日、市内の各学校等で二十八年度札幌市教育研究推進事業(=札教研事業)の秋の研究集会を開催した。国語や算数・数学、社会のほか、外国語、道徳など各教科等の研究部において、会場ごとに授業公開や講演等を実施。教職員の資質向上や教育の充実を図った。
◆楽しく英語でやり取り―八軒西小
小学校外国語活動研究部設立に関する準備委員会の会場となった八軒西小学校(長瀬英生校長)では、菅野牧子教諭が六年二組「一日の生活を紹介しよう~What time do you get up?」を指導。友達のことを考え、勉強時間を当てる活動を行うなど外国語を使ってコミュニケーションを図る授業を展開した=写真=。
小学校外国語活動研究部設立に関する準備委員会では、二十九年度の研究部設立に向け、研究テーマを「外国語を通じて、豊かなコミュニケーションを図ろうとする子どもの育成」と設定。研究の視点を「英語の音声や基本的な表現に慣れ親しませる指導方法の工夫」「人とかかわる良さが実感できるようなコミュニケーション活動の工夫」―としている。
公開授業で菅野教諭は、本時の目標を「一日の生活について、尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむ」「一日の生活に関するクイズを通して、積極的に友達の生活時間を聞いたり、自分の生活時間を紹介したりしようとする」と設定した。
前時まで児童は、放課後から就寝までの生活について“My Schedule Quiz”を作成し、英語でやりとりできるよう学習している。
菅野教諭は、会話を行う上での相づちのほか、本時で使う英語についてカードを使って復習を実施。自身のスケジュールをもとに友達の勉強時間を当てるクイズを行った。また、勉強時間を当てるために、「eat dinner」「watch TV」「take a bath」などの時間を二つまで質問できるよう設定。友達の夕食の時間やテレビを見る時間などから勉強時間を予想した。
全体交流では、どうしたら勉強時間を当てられるか、ヒントを活用するほか、自分のスケジュールと比較するなど友達のことをよく考えて質問するよう促した。
振り返りでは、児童に「夕食前に勉強している」「朝に勉強している人もいた」と発表させるなど、交流を通して感じたことや外国語への慣れ親しみについて考えさせた。
(市町村 2016-10-20付)
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