28年度札教研事業「秋の研究集会」③小・中合同道徳研究部(市町村 2016-10-20付)
児童の交友関係を振り返り、友達の大切さに気づかせた
◆教材とのかかわりを工夫―平岸小
小・中合同道徳研究部の会場となった平岸小学校(島津伸宏校長)は、三年二組「“心から友を思う”2―(3)信頼・友情“ないた赤おに”」(河原佳織教諭)を公開した=写真=。親友の「青おに」へ対する「赤おに」の思いに迫るとともに、児童の交友関係を振り返らせることで友達の大切さに気づかせた。
同部の研究主題は、「よりよく生きようとする児童生徒を育てる道徳の時間の創造」。併せて、研究の視点として、①自分とのかかわりで考える道徳の時間をつくるための教材化②他とのかかわりの中で自分を見つめるための指導の工夫―の二点を設けた。
この日、授業公開で河原教諭は「赤おにが青おにの友情に気づいたあとの心情や、心から友を思うことの大切さを考える活動を通して、互いに助け合い信頼し合う道徳的心情を育てる」を本時の目標とした。
はじめに、友達とは何かを児童に問いかけた上で資料を読ませた。人間と仲良くなりたい赤おにが、青おにの考えた作戦によって願いをかなえる一方、青おにが自分への配慮から距離を置いていたことを知って涙するという物語の流れを把握させた。
続いて、赤おにがどのような思いで泣いているのかを一人ひとりに考えさせるために吹き出し型のワークシートを使用。全体交流の際は、黒板にイラストを掲示しながら児童の言葉を丁寧に拾い、青おにが赤おににとって大切な友達だということに気づかせた。
また、「どうして大切なの?」と内容をさらに掘り下げるとともに、児童自身の大切な友人について発表させることで友達への思いをみつめるよう促した。
(市町村 2016-10-20付)
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