２９年度以降の組織構成で道中　６ブロック体制に移行へ　札幌以外から会長選出―３０年度以降

（関係団体 2016-11-15付）

　道中学校長会（赤岩輝雄会長）は、二十九年度以降の組織体制の在り方にかかる方針を固めた。二十九年度は、組織構成を「各地区中学校長会の連合体」とするとともに、これまでの五ブロック体制を改め、札幌市を独立させて六ブロック体制に改編する。三十年度からは、会長の選出方法を変更し、札幌市を除く五ブロックの副会長からの互選とすることを盛り込んだ。新たな組織体制への移行は、来年二月の第六回理事研修会での承認、次年度総会での決定・施行を目指す。

　生徒数の減少による学校数の減少や、二十九年度に行われる政令指定都市への県費負担教職員の給与負担等の税源移譲を控え、道中では二十六年度、組織検討委員会を立ち上げた。札幌市中学校長会の関係や、それに伴う会則等の改正、会計執行、全日本中学校長会との関係などを検討していた。

　十一日に開かれた道中第五回理事研修会では、第二次案が示された。

　第二次案における主な改正点をみると、二十九年度からは、組織構成における規定を「北海道の公立中学校長をもって構成する」から、「各地区中学校長会の連合体とする」に変更。また、これまでの全道五ブロックから、札幌市を一ブロックとして独立させ、全道を六ブロックに分割する。

　三十年度からは、これまで二月の理事研修会で選出していた会長、事務局長を、事務局長のみを選出する方式に変更。会長の選出方法は、札幌市を除く各ブロックの副会長による互選とし、四月に行われる第一回理事研修会で選出する。

　会計執行にかかわっては二十九年度から、札幌市中学校長会に対して、「研究・運営補助金」として補助することを盛り込んだ。新たに政令指定都市として札幌市教委との要請・要望活動に取り組む必要が生じることや、「大都市校長会研究大会」への会員派遣、研究大会の準備などが加わることによる措置。

　全日中とのかかわりについては、三十年度から、互選された会長が常任理事を務め、「会長ブロックを除いた四ブロックから一人」「札幌市ブロック一人」「事務局長」の計三人が理事を務めることとする。

　新たな組織体制は、来年二月の第六回理事研での承認を経て、次年度の総会・研修会における決定、施行を目指す。

(関係団体 2016-11-15付)