渡島公立学校教頭会が研究大会開く 学校組織の活性化目指し 講演や課題別分科会で研鑚(関係団体 2016-12-09付)
「豊かな人間性と創造性を育む学校教育」を主題に開催
【函館発】渡島公立学校教頭会(山内淳禎会長)は十一月二十六日、フォーポイントバイシェラトン函館で第五十一回渡島公立学校教頭会研究大会を開催した。会員六十五人が参加。ICT活用教室クレバーキッズ代表の熊谷光洋氏の講演や課題別分科会などを通して、学校組織の活性化に向けて研鑚を積んだ。
大会主題は、「豊かな人間性と創造性を育む学校教育~学校組織の活性化を図る教頭のかかわり方」。
開会式では、山内会長があいさつ。同会の研究主題に沿った三つの視点、①学校の組織づくりを進めるための教頭のかかわり方②研修を充実させるための教頭のかかわり方③マネジメントサイクルを充実させるための教頭のかかわり方―にふれ、「各校が教育効果を高める視点をもち、実践・検証が行われてきた。大会での協議を通して、これまでの成果を共有してほしい」と呼びかけた。
続いて、渡島教育局の山下亮一次長、渡島教育委員会教育長会の與田敏樹会長、渡島小中学校長会の川野真一会長が来賓祝辞。山下次長は「大会の成果をあすからの学校運営の改善・充実に役立ててほしい」と述べた。與田会長は「校長のイエスマンではなく、自分の意見をもちながら、サポートやパイプ役を務め、教職員が仕事をしやすい環境整備を意識してほしい」と呼びかけた。川野会長は、コミュニケーションを通しての職員理解、協働体制の確立の重要性を指摘した。
続いて、熊石氏が「ICT教育と教頭のかかわり」と題して講演。教頭の役割として、「教員のトップだという自覚をもつこと、校長との連携を図りながら授業づくりを進めることが必要」と強調した。
また、ICT教育推進に当たっては、環境整備やタブレット端末の特徴を理解する必要性を説明した上で、「一斉学習」「個別学習」「協働学習」の三つの学習を円滑に行うための方法を紹介した。
このあと、竹下正彦研究部長が基調報告を行った。研修では、五十嵐義幸事務局次長が「小学校・中学校の学習指導要領の着実な実施に向けた地方協議会」の説明と、同会が独自に作成した服務規律研修資料を紹介した。
最後に、三分科会を実施した。
(関係団体 2016-12-09付)
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