地域の想い、〝食〟で表現　全国学校給食甲子園で優勝！　足寄町学校給食センターの吉田・廣田チームが道内初の快挙

（市町村 2017-01-06付）

優勝を喜ぶ吉田氏（右）と廣田氏

　【帯広発】足寄町学校給食センターの吉田美優栄養教諭と廣田裕美調理員のチームが、二十八年十二月上旬に東京都で開催された第十一回全国学校給食甲子園で優勝に輝いた。全国優勝は道内初の快挙。二人は「優勝できたのは、地域の方や生産者の力があったからこそ。この優勝を機に、給食を通して、子どもたちに地域や生産者の想いを伝えていきたい」と話していた。

　学校給食甲子園は、ＮＰＯ法人２１世紀構想研究会が食育の重要な役割を担う学校給食の充実を図り、多くの人に学校給食への理解を深めてもらうことを目的に毎年開催しているもの。ことしで十一回目となる。

　今回は、二千四の学校・施設が応募し、一～四次選考の末、全国六ブロックから十二の学校・施設が決勝に進出した。

　同チームは、同町特産の螺湾ぶきをふんだんに使った「螺湾ぶきの繊維たっぷり飯」をはじめ、「道産子ホイル焼き」「カプレーゼ」「和・酸辣湯」「足寄産物三色団子」「牛乳」で構成した献立を披露。ふきのほかにも、チーズやいちご、タラ、コーン、ブロッコリーなど、町内・道産にこだわったメニューとなっている。

　審査は採点方式。実行委員会や外部有識者などで構成された審査員による厳正な審査の結果、同チームが優勝に輝いた。旬ではない螺湾ぶきを水煮で調理し、素材を存分に生かした調理法が高評価を得た。

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優勝したメニュー。町内産の螺湾ぶきなどを生かした調理法が高評価を得た

(市町村 2017-01-06付)