釧路町が第５次総計後期計画案策定　学校耐震化率１００％へ　学習成果を地域づくりに還元

（市町村 2017-01-24付）

　【釧路発】釧路町は、第五次釧路町総合計画後期基本計画案をまとめた。二十九～三十三年度を計画期間とし、「心豊かで人と文化をはぐくむまち～教育・文化」など五つの章で構成。学校耐震化率を一〇〇％とするなど目標値も示した。二月十日までパブリックコメントを募集している。

　同町では、二十四年三月に「みんなの笑顔が輝くまち～あなたの郷くしろ町」を将来像とする第五次町総合計画を策定し、基本構想と前期基本計画に基づいて体系的に施策を推進。前期基本計画が二十八年度末で終了することから、二十九年度から三十三年度を計画期間とする後期基本計画案を策定した。

　計画案は「心豊かで人と文化をはぐくむまち～教育・文化」など五つの章で構成。学校教育では、子どもたちが自らの力で未来を切り拓いていけるよう、確かな学力の向上、豊かな心や健やかな体の育成を目指し、学習教材や情報機器、学校図書などの充実を図るほか、個に応じたきめ細かな教育など、教育内容を充実する。

　子どもの人間関係力を育む生徒指導の充実と体力の向上を図る教育も推進。学校力・教師力の向上を図るとともに、さらなる校種間連携を目指す。

　学校図書の充足率を二十七年度の六〇・四％から七四・八％へ、学校施設の耐震化率を九三・九％から一〇〇％とする目標値を示した。

　社会教育では、地域の課題についての学び合いや学校・家庭・地域が連携した様々な取組を進め、学んだ学習成果を地域づくりに還元できる仕組みをつくる。

　さらに、子育てやしつけなど家庭教育に関する学習機会の充実や学習情報の提供に努める。

　スポーツ振興では、同町発祥の「長ぐつアイスホッケー」を一層広め、町民相互の親睦と交流を深めるとともに、地域の特性に応じた生涯スポーツの普及と情報の提供を行う。

(市町村 2017-01-24付)