札幌市冬季林間学校閉幕 冬休みの思い出いっぱい 450人がアクティビティー満喫(市町村 2017-01-20付)
野牛山の頂上を目指し、スノーシューを履いて雪中ハイキングに挑戦した
最高の冬休みの思い出に!―。二十八年十二月上旬から始まった札幌市冬季林間学校が、十一日で全日程を終えた。市内の小学生約四百五十人が、二会場九コースに分かれて宿泊体験。仲間と協力しながら、冬ならではのアクティビティーを通して、自然を満喫した。
林間学校は、年齢の異なる仲間との野外活動や仲間づくりのゲームなどを通して、自主性・協調性・社会性を育むことを目的に、札幌市教委・札幌市教育協会・札幌市野外活動教育研究会の三者が主催するもの。今回は、「どの子にも豊かな自然体験を!」をテーマに設定。一・二年生は二コース、三・四年生は三コース、五・六年生は特別支援学級と通常学級の混成コースを含めた四コースで実施した。
三・四年生二コースと五・六年生二コースは、十二月上旬に札幌市立中央小学校で開校式を行い、コースのメーンプログラムなどを確認し、本番に向けた学級づくりに取り組んだ。
一・二年生コースの一日目は、宿泊会場となる青少年山の家で交流やチューブ滑りを行った。保護者も参加し、林間学校のねらいや野外教育の重要性に関して理解を深めた。
宿泊活動は、五日を皮切りに各会場で実施。児童たちは、かまくらづくりやスノーシューを履いてのハイキングなどといったアクティビティーに臨み、雪中での活動を満喫した。うち、青少年山の家五・六年生コースはスノーシューを履いて野牛山に登り、仲間同士で登頂の喜びを味わっていた。
児童たちは、「スノートレッキングが楽しかった。頂上まで登ったとき、〝やったぁ!〟という気持ちになった」「疲れたけれど、みんなで励まし合って斜面を登りきることができて良かった」など、自然体験を通して充実した冬休みを過ごした。
市教委生涯学習推進課の佐藤宏充野外教育担当係長は「楽しい思い出とともに、仲間と協力することの大切さに気づいたり、自分の頑張りに自信をもったりしている姿を見ることができた。この経験を日常生活にも生かしてほしい」と話している。
(市町村 2017-01-20付)
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