農業講演会・農業担い手激励会―美幌高　就農・進学の士気向上　町長や卒業生がエール送る

（学校 2017-01-24付）

卒業生で就農者の池端氏が講演した

　【網走発】美幌高校（田村弘樹校長）は十八日、同校で「農業講演会」および「将来の農業担い手激励会」を開催した。就農者の講演を通じて農業への理解を深めるとともに、今春から就農や進学する生徒の士気を高めた。

　農業講演会では、生産環境科学科の二・三年生三十五人が参加。同校の卒業生で就農者の池端翔平氏が、農業大学での生活や、就農に当たっての心得について講演を行った。

　池端氏は、農業大学への進学を予定している生徒に対し、「実際にトラクターに乗るなどの経験が、就農後に生きてくる」と説明し、「学生時代に多くの経験を積むことが大切」と呼びかけた。

　また、「一年目から自分で考え行動する」「日誌を付けることで、次年度以降の作業効率が上がってくる」などと、就農に当たっての心得を説明した。

　続いて、将来の農業担い手激励会では、四月から就農・進学を予定している生産環境科学科の三年生五人が参加。

　開会に当たり、あいさつした美幌町の土谷耕治町長は「自分で決断した道を、しっかりと歩んでほしい」と激励した。

　また、網走農業改良普及センター美幌支所の北畠国昭支所長と、美幌高校ＰＴＡの武田英一副会長が、それぞれ激励の言葉を送った。

　激励を受けた生徒は、「安全面に配慮し、周りから頼られる農家になりたい」などと抱負を語っていた。

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激励会では、美幌町長らが激励の言葉を送った

(学校 2017-01-24付)