札幌市手稲西小のキャリア教育　〝お客様目線〟の大切さ学ぶ　ＡＩＲ　ＤＯから講師招く

（学校 2017-01-24付）

フライト時の機内説明を実演するなど、客室乗務員の仕事を学んだ

　札幌市立手稲西小学校（平田秀樹校長）は二十日、総合的な学習の時間「未来の自分を考えよう」を実施した。六年生三十九人が㈱ＡＩＲ　ＤＯ社員の講話を通して、自身の将来について考えていた。

　この取組は、外部講師の講演を通して今までの自分を振り返り、これからの自分を考えるなどキャリア教育の一環として前年度から実施しているもの。これまでアナウンサーや元プロ野球選手、パティシエ、弁護士等から、仕事のやりがいなどの説明を受けた。

　この日は、ＡＩＲ　ＤＯの客室乗務員らが同校を訪問。はじめに社会貢献推進グループリーダーの工藤裕子氏が会社の概要や飛行機の保有数、地域貢献活動、安全対策等について説明した。

　続いて、客室乗務員の山谷明美氏が仕事の概要を紹介。客室乗務員の役割について、安全を守る「保安」と、ドリンクサービス等を行う「サービス」の二つがあることを説明した。

　また、一日の仕事の流れを説明。緊急時の対応確認やサービス方法の確認などフライト前に打ち合わせを行っていることを紹介したほか、機内のルール説明の実演も行った。

　仕事をする上では、「お客様に安心感をもってもらえるように振る舞う」「お客様の目を見て話すこと」―の二点を大切にしていると説明した。

　また、客室乗務員になるためにはコミュニケーション能力が重要とし、普段から友達とあいさつをするなどコミュニケーション能力を高めることを求めた。

　質疑応答では児童の「この仕事をしていてうれしかったことは」という質問に対し、「〝ありがとう〟と感謝されること」と答えた。

　参加した児童は、「今回学んだことをこれからの学習に生かしたい」などと感想を述べていた。

　同校では、「中学校での職場体験の際には、今回学んだことを活用しながら取り組んでほしい」と話している。

(学校 2017-01-24付)