全国高校文芸コンクールの俳句部門　函館西・河野さんが優良賞

（学校 2017-01-12付）

今後の創作に向けて意欲をみせる河野さん

　【函館発】函館西高校(小松信夫校長)二年生の河野光紀さんが、第三十一回全国高校文芸コンクールの俳句部門で優良賞を受賞した。河野さんは「全国大会で受賞できてうれしい。来年は、ことし以上の成績を出せるように頑張りたい」と抱負を述べた。

　同コンクールは、全国高校文化連盟などが主催。日本語の力と表現の可能性を広げ、高校における文芸創作活動の振興と向上を図ることを目的に開催しているもの。俳句や詩、短歌、随筆など七部門を設けている。

　河野さんは文芸部に所属。作品「陽のあたる　ビルの予定地　いぬふぐり」は、登下校の際に工事現場の空き地を見たとき、小学生のころに見たビル建設予定地だった空き地に生えてる草の様子を思い起こし詠んだという。

　二十八年十二月、東京で行われた授賞式に出席。「周りのレベルが高いことをあらためて感じた」と感想を述べた。その上で、「ことし以上の成績を出せるように頑張りたい」と、今後の活動に向けて意欲を示していた。

　顧問の佐々木千春教諭は「今回の入賞が、今後の作品制作につながってくれれば」と期待した。

(学校 2017-01-12付)