道議会文教委（２９年２月７日）　ネイパルの利用拡大へ　自治体等と連携し、利用者層を開拓

（道議会 2017-02-09付）

　道議会文教委員会が七日に開かれ、ネイパルの利用促進について質疑が行われた。梶浦仁学校教育監は、施設の利用拡大に向け、「各種施策への活用、地域活動等での利用など、新たな利用層の開拓について、地域の自治体や団体等と一層の連携を図りながら取り組んでいく」と答弁した。

　道教委は、ネイパル六施設のうち、一施設が十八年度、五施設が十九年度から指定管理者制度を導入した結果、導入前の十七年度に比べ、十九年度は二％程度、二十七年度は一〇％程度、利用者数が増加したことを報告した。

　松浦英則生涯学習推進局長は、施設の一層の利用拡大に向け、「地域の行事に出向いて体験プログラムを実施することや、利用目的やニーズに合ったモデルプログラムを掲載したパンフレットの作成・配布など、指定管理者と連携した広報活動を展開していく」と表明。

　施設のホームページについても、「手続の仕方や利用案内など、利用者が必要とする基本的な情報については、六施設ともトップページに掲載するなど、閲覧しやすいホームページとなるよう指導助言していく」と答弁した。

　梶浦学校教育監は「さらなる利用拡大に向けては、利用者へのサービスの向上や幅広い広報活動はもとより、自治体や地域とのかかわりが必要」との考えに基づき、「自治体職員の研修や福祉・産業などの各種施策への活用のほか、地元企業や各種団体による地域活動等での利用など、新たな利用層の開拓について、地域の自治体や団体等と一層の連携を図りながら取り組んでいく」と述べた。

　川澄宗之介委員（民進党・道民連合）の質問に答えた。

(道議会 2017-02-09付)