道議会文教委（２９年２月７日）　就学援助制度で質疑　市町村等へ適切な対応など働きかけ

（道議会 2017-02-09付）

　七日に開かれた道議会文教委員会では、就学援助制度について、質疑が行われた。

　道教委の市町村への対応について、岸小夜子学校教育局指導担当局長は「児童生徒の就学に支障が生じないよう、市町村教委等に対して、福祉担当部局や民生委員と連携するなどして、就学援助制度の保護者への周知を徹底することや、援助を必要とする時期に速やかに支給するよう十分配慮することなど、就学援助の適切な実施について働きかけてきた」と説明。

　今後の取組については、「各市町村における就学援助の実施状況をより具体的に把握し、取組の工夫を行っている市町村の事例を情報提供するなど、援助を必要とするすべての子どもの保護者が就学援助制度を積極的に活用できるよう促していく」と述べた。

　また、梶浦仁学校教育監は「本道の子どもたちが厳しい環境の中にあっても、必要な援助を受け、安心して学校に通うことができるよう、市町村等に対し、就学援助の趣旨を踏まえた適切な対応や、必要な予算の確保について、引き続き、働きかけを行うとともに、国に対し、市町村が十分な就学援助を行えるよう、必要な財源措置の拡充について、全国都道府県教育委員会連合会と連携しながら要望するなど、就学援助の一層の充実に努めていく」と答弁した。

　佐野弘美委員（日本共産党）の質問に答えた。

(道議会 2017-02-09付)