ＪＩＣＡ北海道が４月に「地球ひろば」開設　国際理解教育向け体験型施設

（関係団体 2017-02-15付）

　ＪＩＣＡ北海道は、四月にグローバル教育・国際理解教育向けの体験型施設「ほっかいどう地球ひろば」を札幌市内の同所にオープンする。東京、名古屋に続き道内では初開設。児童生徒が展示物に触れて学ぶことができるハンズオン展示で、専任スタッフが世界のつながりや地球規模の課題について解説する。校外学習・社会見学のほか、社会科や道徳などで幅広く活用できる。

◆東京、名古屋に続き３ヵ所目

　ＪＩＣＡ北海道では、途上国から年間約六百五十人を研修員として受け入れている。道内各地での技術協力をはじめ、各学校に対する研修員の派遣なども実施している。本年度で設立二十周年を迎え、政府開発援助（ＯＤＡ）における地方創生・地方活性化への貢献が叫ばれている中、グローバル人材の育成を支援するべく、同施設を開設することとなった。

　館内は三つのゾーンに分類。ゾーンＡ「世界を知る」では、世界の課題・多様性および北海道とのつながり、ゾーンＢ「世界とつながる」では、持続可能な開発目標の課題、ゾーンＣ「世界を変える」では、北海道で行われている国際協力などについて、楽しみながら学ぶことができる展示を実施する。

　また、事前予約制で、「地球案内人」と呼ばれる専任スタッフが世界のつながりや地球規模の課題を分かりやすく解説する。

　なお、三月四日にはＪＩＣＡ北海道で事前説明会を開催。地球案内人が実際にデモンストレーションを行う。

(関係団体 2017-02-15付)