日本学校農ク道連盟第68回全道大会 旭川農業高が2部門制覇 米粉の魅力発信PJなど(関係団体 2017-02-13付)
18校223人が4部門で学習成果を発表した
【帯広発】二十八年度日本学校農業クラブ北海道連盟第六十八回全道実績発表大会が一日から三日間、士幌町総合研修センターで開催された。大会スローガン「北の大地に集う農クの志 私達が目指す理想郷」のもと、北北海道、南北海道、東北海道の全道三地域連盟大会を勝ち抜いた十八校二百二十三人の農業クラブ員が日ごろの学習成果を発表した。審査の結果、「米粉の魅力発信プロジェクト」などを推進した旭川農業高校が分野Ⅱ類とⅢ類で最優秀賞を獲得。岩見沢農業高校が分野Ⅰ類、東藻琴高校がクラブ活動発表で最優秀賞に輝いた。
開会式では、同連盟の有村優季会長と畠山佳幸代表がそれぞれあいさつ。有村会長は「日ごろの練習の成果を十分に発揮するとともに、連盟の仲間たちとの絆を一層深めてほしい」と呼びかけた。
畠山代表は「北海道の基幹産業である農業が抱える課題について、各クラブ員がもつ思考力・想像力を合わせることによって、それぞれの地域の農業に脈々と受け継がれ、本大会を迎えた」と同大会の歴史を振り返り、これからの地域づくりの源になるような科学的な根拠に沿った大会になるよう期待を寄せた。
大会では、分野Ⅰ類「生産・流通・経営」、分野Ⅱ類「開発・保全・創造」、分野Ⅲ類「ヒューマンサービス」の三区分と、「クラブ活動発表」を合わせた四部門でそれぞれの学習の成果を発表した。
審査の結果、旭川農業高校が分野Ⅱ類「開発・保全・創造」と分野Ⅲ類「ヒューマンサービス」の二部門を制し、分野Ⅰ類「生産・流通・経営」は岩見沢農業高校、「クラブ活動発表」は、東藻琴高校が最優秀賞に輝いた。
大会結果はつぎのとおり。
▼分野Ⅰ類「生産・流通・経営」
▽最優秀賞=岩見沢農業高「リン酸減肥の可能性を探る研究」
▽優秀賞=美幌高「美高発!!循環型養豚経営の構築2016~土壌微生物還元による農地創造」
▽優秀賞=旭川農業高「花の6次産業化プロジェクト~プリザーブドフラワーで新たな経営戦略Part2」
▽優秀賞=名寄産業高「極上!JAPANブランド太陽のメロン!~グローカルな視点で検証するマーケティング戦略」
▽優秀賞=帯広農業高「良い牛もっと増やしたい~OPU吸引器による乳用牛の増産」
▽優秀賞=岩見沢農業高「岩農版害虫防除法の研究」
▼分野Ⅱ類「開発・保全・創造」
▽最優秀賞=旭川農業高「米(マイ)タウン旭川から届けたい!~米粉の魅力発信プロジェクト」
▽優秀賞=旭川農業高「自作機械で農作業の省力化を!~ラジコン除草剤散布機の製作part2」
▽優秀賞=帯広農業高「大地の力〝ピニトール〟」
▽優秀賞=士幌高「士幌発!〝ヌプカの雪解け〟地方創生への挑戦」
▽優秀賞=岩見沢農業高「岩農発 オリジナルナチュラルチーズを創ろう!パートⅢ~赤い大理石模様のブルーチーズ 更なる良品質へ」
▽優秀賞=中標津農業高「鹿肉をプロデュース2016~鹿肉を中標津町の新たな特産品へ」
▼分野Ⅲ類「ヒューマンサービス」
▽最優秀賞=旭川農業高「食が地域を熱くする!~あったか旭川まんで広げる地域連携」
▽優秀賞=名寄産業高「ひまわりの花咲くまちづくり~観光地なよろを創造する農村カフェの取組み」
▽優秀賞=旭川農業高「木の大切さを伝えようパート6~木育でつながる森と人と人」
▽優秀賞=倶知安農業高「Continuation 新たな食文化の定着を目指して」
▽優秀賞=美幌高「美幌豚消費者育成プロジェクト2016~子どもを中心とした〝美幌豚〟の定着を目指して」
▽優秀賞=岩見沢農業高「食育事業〝岩農食農塾〟~グリーンツーリズムの導入と新しい評価方法」
▼クラブ活動発表
▽最優秀賞=東藻琴高「私たちの熱い想いをカタチに~農業クラブを変える3つの改革」
▽優秀賞=とわの森三愛高「TOWArd2016~私達の〝三愛〟酪農特化型TOWA式農ク活動」
▽優秀賞=旭川農業高「想いを繋ぎ、農業の未来を担へ~再現力と連動力で地域と共に93年目の頁を描く」
▽優秀賞=富良野緑峰高「Let,s Family~Servant Leadershipでつなぐ絆」
(関係団体 2017-02-13付)
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