道子どもの生活習慣づくり実行委員会　第３回実行委開き活動確認　アウトメディアプロジェクト　様々な場で取組を継続　

（道・道教委 2017-02-23付）

　道子どもの生活習慣づくり実行委員会（佐藤彰会長）は十三日、ＴＫＰ札幌ビジネスセンター赤れんが前で二十八年度第三回実行委員会を開いた。「どさんこアウトメディアプロジェクト」の認知度が高まったほか、保護者や児童生徒の意識の変容がみられたなど、本年度の成果とともに、二十九年度は、様々な場で「ノーゲームデー」などの周知を継続することを確認した。

　同実行委員会は、ＰＴＡや学校教育、社会教育、教育委員会、企業・ＮＰＯの関係者、道・道警・道教委の関係部署担当者で組織。子どもたちの電子メディアとの接触時間を見直し、望ましい生活習慣の定着を図る「どさんこアウトメディアプロジェクト」に取り組んでいる。

　第三回実行委員会では、事務局が本年度の取組内容と成果を報告した。

　本年度「どさんこアウトメディアプロジェクト」の五つのアクションのうち、「ノーゲームデー」は、毎月第一・第三日曜日に、スマートフォンなどのゲームから離れ、家族の団らんを大切にして、体験活動や読書活動に取り組むもの。

　協賛事業や各種イベントでの啓発の結果、「ノーゲームデー」の推奨に「取り組んでいる」「取り組む予定」の市町村は九一・六％、学校は七二・一％と、二十七年度をそれぞれ四二・四ポイント、六・三ポイント上回った。家庭での認知状況も五二・三％と、九・〇ポイント増えた。

　アクションの一つ、保護者や児童生徒に対する学習機会の提供では、ＰＴＡなどと連携した普及フォーラムや、教育委員会などと連携したモデルプログラムを合わせて三十会場で開き、六千百八十人が参加。「親子で電子メディア利用のルールを決めようと思った」などと参加者の意識の変容がみられた。

　これらの成果を踏まえ、二十九年度は、学校や団体、企業、健康診断会場など、様々な場で、「ノーゲームデー」などについての周知を継続していくことを確認した。

(道・道教委 2017-02-23付)